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明徳義塾・馬淵監督、選手に「甲子園だけが全てじゃない」「忘れんなよ」

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デイリースポーツ

 日本高野連は20日、新型コロナウイルスの影響で第102回全国高校野球選手権大会、49地方大会ともに中止すると発表した。 【写真】会見する高野連会長「苦渋の決断をお伝えするという悲しい日」  これを受け、明徳義塾(高知)の馬淵監督は選手を集めてミーティングを開いた。円陣で座る選手を前に中止を伝え、「おまえらが目標にしとった大会がないので非常に残念でたまらん、俺も。親元離れて3年生はね、3年の夏に向けて、選抜も中止になったところへ持ってきて、最後の夏の自分の力を発揮できる大会がなくなったというのは本当につらい」と語った。続けて「ただ高校野球の目的は人間づくりやから。いつも言ってるように。一言では残念としか言いようがないけど、それだけでは言葉足らんと思うんやけど、ただ目的は将来につながるための高校野球やから。それだけは忘れんなよ」と問いかけた。  今春のセンバツにも出場予定だった超名門。U18代表監督にも就任した日本を代表する指導者だが「勝った負けた、甲子園に出場できるできない、レギュラーになったなれないといろんなことがあるけど、要は世の中に出て通用するようなことをグラウンドで学ぶのが高校野球なんや。これで大会がなくなったからいうんで、自暴自棄になったり目標を失ってふにゃふにゃの人間になったりしたらあかんぞ。まだまだ将来つながるんやから。こういう苦しい時ほど人間は試されるんで。甲子園だけがすべてじゃないんやから。人生」と何度も、何度も訴えた。  「こっからが出発点だ。何も終着駅じゃないよ。こっから出発点だ。気持ち切り替えてやっていけよ、ええか」という監督の声に、選手たちは「はい」と声をそろえた。  鈴木主将は「理由も理由なんで仕方ないと思っている。コロナウイルスで多くの人が亡くなっているので、気持ちを切り替えてもう一度最後まで頑張りたい」と、悔しさを胸にしまった。

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