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旅人マリーシャの世界一周紀行:第281回「アイスランド、白夜に舞うアイドル鳥『パフィン』を求めて」

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引き続き「#おうちたび」と言うことで、昨年の旅の続きをお届けしたいと思います。 * * * 【写真】アイスランドの大自然とパフィン アイスランドの車旅。私たち4人(私、ナオミちゃん、イドリス、クマ)は少々旅疲れが出ていた頃であった。女子たちが夏のアイスランドのシンボル鳥である「パフィンが見たい!」とヒスを起こしたのを最後に、車内は沈黙となった。 運転中のイドリスのiphoneからは音楽が流れているが、そこに日本語のラップミュージックが聞こえてきた。サビがなんとも印象的で 「♪英語ワカリマセン、英語ワカリマセ~ン」 と連呼している。すると、イドリスが私に聞いた。 「What does it mean?(これどういう意味?)」 「I don't understand English(英語わかりません)」 私がそう答えると、 「え? これ英語じゃなくて日本語でしょ?」 「ああ(笑)、えっとね、"I don't understand English"って意味を日本語で言ってるってこと!」 説明が若干ややこしかったが、車内は和んだ。たまにあるこういった言語の誤解は面白い。それにしてもこの曲、頭から離れない(NY在住の日系アメリカ人ラッパー・MIYACHIの曲らしい)。 その後、私たちは目的とは関係ない場所でも、何か気になるものが目に入れば車を停めて、アイスランドを自由気ままに楽しんだ。 溶岩原らしきところへ着くと、その一帯は一面苔のような植物に覆われていて、地面が割れていたり大きな穴が空いていたりと不思議な光景。宇宙のどこか知らない星に降り立った気分だ。 溶岩原といえばこの辺りで有名なのはエルドフロイン溶岩原であるが、地図や画像と照らし合わせてみるとここはちょっと違うような。一体ここはどこ? 場所がワカリマセ~ン。

それから私たちは渓谷へ。多分Fjadrargljufur渓谷であろうが、読めない。カタカナで書けない。アイスランド語ワカリマセ~ン。 アイスランドのドライブ旅は数kmおきに見所が出てくるし、夏休みだというのに有名観光名所以外では人もほとんどいないので、まるで地球を貸切りしたかのような優雅な旅ができる。 大自然に癒され、メンバーの調子が乗ってきた。本日の最終目的地レイニスフィヤラビーチに到着すると、そこには黒い砂浜のブラックサンドビーチが広がり、火山島特有の奇岩(六角柱の玄武岩)が断崖絶壁にパイプオルガンのように並んでいる。海が好きで岩フェチの私にはたまらない景色だ。 そして天に向かって伸びる奇岩を見上げると、ついに時が来た! 「え......!? あれ、パフィンじゃない!?」 夏のアイスランドの象徴・パフィン様が、ついに姿を現したのだ! 断崖の上空に、コウモリのように空を飛び交う何かが見えた。だいぶ小さくて目視が難しいがその体とくちばしの色は紛れもなく、 「パパパパ、パフィンだーーー!」 パフィンを観察できるのは6~9月。普段は海上で暮らし、陸に来るのは産卵して雛を育てる夏の間だけ。海岸の崖に沿って営巣するのだそうだ。体長は30cmほどなので、飛んでいる姿は豆粒サイズであったが......まいっか、とりあえず私たちは目的を達成したっ!

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