横浜DeNA、史上最強の助っ人投手は? 歴代助っ人外国人選手ランキング第1位<投手編> 高い奪三振率誇った快速球クローザー
プロ野球は今年もシーズン開始に向けて各球団補強を進めている。昨季の覇者・東京ヤクルトスワローズを見ても分かるように、チームの上位進出の鍵となるのが助っ人外国人選手の存在だ。近年では、メジャーリーグ経験のある選手も数多く来日し、その存在感は増すばかりだ。今回は、各球団の歴代助っ人外国人選手をランキング形式で振り返り、活躍した選手の傾向を探っていきたい。【DeNA・投手編】 【2021-2022年版】横浜DeNAベイスターズ 現役引退 戦力外通告 自由契約 退団選手一覧 ※成績はチーム在籍期間の通算成績、ランキングはこれを基準に作成。
第1位 マーク・クルーン
右投右打 在籍期間 3年(2005~2007) 成績 145試合(143回2/3)、8勝8敗84セーブ10ホールド、196奪三振、防御率2.82 主にクローザーとして活躍したクルーン。当時の日本最速となる162キロも計測した速球と、落差の大きいフォークで奪三振の山を築いた。 アメリカ合衆国出身、身長188センチ、体重86キロ。シャドーマウンテン高から、1991年MLBドラフト2巡目(全体72位)でニューヨーク・メッツに指名され契約。メジャーの舞台では、サンディエゴ・パドレス、シンシナティ・レッズ、コロラド・ロッキーズ所属時に出場したが、計26登板で防御率7.43と結果を残せなかった。 横浜では2005年からプレー。開幕当初はセットアッパーを務めていたが、守護神、佐々木主浩の離脱を機にクローザーへ転向。最終的に55試合に登板し、26セーブ、6ホールド、防御率2.70をマークした。 以降もクローザーとして2006年には27セーブ、2007年には31セーブをマークする活躍を見せた。また、投球回数を大きく上回る奪三振を奪っており、3年間の奪三振率は12.32を記録した。 横浜退団後は、読売ジャイアンツで3年間プレー。NPB通算では、304試合の登板で、177セーブを記録。外国人投手としてはデニス・サファテに次ぐ歴代2位の数字となっている。
ベースボールチャンネル編集部