《この言葉に頭が下がる…》中山美穂さんと事務所の“二人三脚”が生んだ「異例の“不慮の事故”発表」
《私は本当にこの言葉を使った事務所の方に頭が下がる》 読売テレビ特別解説委員の高岡達之氏は12月9日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の中で、歌手で女優の中山美穂さん(享年54)の訃報に触れ、そう語った。 【秘蔵写真】幸せそうに寄り添って…当時交際していた音楽家・渋谷慶一郎氏とデートを中山美穂さん 中山さんは12月6日、東京・渋谷区の自宅浴室内で亡くなっているのを発見された。遺体に外傷はなく、玄関も施錠されていたため、警察は「事件性なし」と判断した。 ◆死因は入浴中に起きた不慮の事故 8日、公式サイトで 《検死の結果、事件性はないことが確認されました。また、死因は入浴中に起きた不慮の事故によるものと判明いたしました》 と報告。ファンに向けて伝えた。 この事務所コメントを受け、高岡氏は 《今回のことでなるほどと思ったのは事務所の方の発表です。『不慮の事故』という言い方は私の見解では、こんなに残されたご家族とか、あるいは思いを一緒にされていたファンのことも思った言葉はないなと私は思います》 と指摘。最後に 《事務所の方に頭が下がる》 と述べた。 中山さんの訃報はまさに突然だった――。 また、亡くなった場所が「自宅浴室」だったことや、前日に更新したブログに 《I HAVE BEEN HELL AND BACK》(私は地獄に行って、そして戻ってきました) 《AND LET ME TELL YOU,IT WAS WONDERFUL》(素晴らしかったと言わせてください) などとつづられていたことで、“あらぬ臆測”が生まれた。 ◆台湾や中国などアジア各国からも追悼の声 そうした情報に歯止めをかけ、かつ、人々が中山さんの死を受け入れ、天国に送り出す心構えを持つよう、所属事務所は異例の声明に踏み切ったとされる。ワイドショー関係者の話。 「どこまで死の真相を公表するかは、事務所ごとで対応が違います。中山さんの事務所は大手プロダクションのグループなので、その辺りの影響も勘案していました。一報が入ったあと、事務所関係者の元にはマスコミから連絡が殺到しましたが、『公式サイトできちんと発表するので、それを見てくれ』と一貫していました。対応も実に早かったと思います」 中山さんが亡くなると、マスコミ各社は搬送先の病院や事務所、自宅などの関係先に記者を飛ばした。妹の中山忍を直撃した社には批判も殺到しているが、スポーツ紙芸能担当記者によると 「現場には事務所関係者もいて、マスコミの交通整理や今後の予定をアナウンスしています。ズケズケとマスコミが遺族の元に押しかけたというわけではなく、事務所とやりとりしながら、ある程度のルールを守って取材していました」 という。 中山さん追悼の声は海を越え、台湾や中国などアジア各国からも寄せられている。その影響力の大きさを再確認すると同時に、事務所と二人三脚でここまでやって来たのだと実感させられることとなった――。
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