S20型フルチューン・ハコスカR【3】電子制御で248.3ps/7500rpm、24.5kg-mを達成したGT-R
S20型フルチューン・ハコスカR【3】 フルチューンとなったS20型エンジン。さらに、扱いやすさと安定したパワーを引き出すため、S20型エンジンでは珍しいインジェクション仕様に挑戦することに。スロットルボディはRB26型用を流用し、モーテックM4で制御する方法を選択。そのため、各センサーを追加し、セッティングはAVOで行った。その結果、シャシーダイでのパワーチェックでは、248.3ps/7500rpm、24.5kg-mを達成。 【画像21枚】最終型のK4ヘッドにクラックが入るというトラブルを乗り越え、アール・ファクトリーで2.3Lインジェクション仕様に生まれ変わったS20型エンジン。タコ足はプロテック製6-1集合のワンオフだ エンジンのパワーアップに合わせて、ブレーキや足回り、駆動系などもグレードアップ。中でもマフラーはラウズレーシングにオーダーし、レゾネーター式のストレートマフラーを製作。アクセルを踏み込むとかなりの音量だが、これがオーナーのお気に入り。 「大切にすればするほど愛着がわき、応えてくれる気がします」と話すオーナーにとってGT-Rはお宝なのだ。 SPECIFICATIONS 1972年式 日産スカイライン HT 2000 GT-R(KPGC10) ●エクステリア:フェンダーたたき出し ●エンジン:アール・ファクトリーS20型改2.3L仕様/ボアφ84.5mm鍛造ハイコンプピストン、/H断面コンロッド/フルカウンタークランク/288度カム(11mmリフト)/RB26型用バルブ、ポート研磨 ●吸排気系:RB26用スロットルボディ、モーテックM4、プロテック製ワンオフ手曲げ6-1集合タコ足、ワンオフストレートマフラー(レゾネーター装着) ●点火系:永井電子製ULTLA MDI ●冷却系:プロテック製ストリート用ラジエーター ●駆動系:OS技研製スーパーシングル、クロスミッション、R200(ファイナル4.625) ●足まわり:内田モーターワークス製車高調 (F)ピロテンションロッド (R)ARC製スタビライザー ●ブレーキ:(F)APレーシング5200&φ305mmローター (R)R32タイプM用インナードラム+キャリパー ●タイヤ:TOYO プロクセスT1R (F)195/55R15 (R)225/50R15 ●ホイール:RSワタナベ マグ (F)15×8J (R)15×9.5J ●内装:レカロ製SP-G(運転席)、サベルト製4点式ハーネス(左右)、MOMO RACEステアリング、日本精機製Defi(タコ、油温、水温、油圧、燃圧、負圧)、大森メーター製電圧計式
Nosweb 編集部
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