元世界王者・宮崎亮がレフェリーストップの完勝劇で5年ぶり勝利 「お父さんとして頑張りました」【ボクシング】
◇16日 ボクシング51・5キロ契約ノンタイトル6回戦(メルパルクホール大阪) 元WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮(33)=3150ファイト=が約5年ぶりの復帰戦を白星で飾った。寺次孝有希(30)=ミサイル工藤=と対戦し、3ラウンド2分11秒、TKOで勝利した。戦績は30戦25勝(16KO)2敗3分け。 序盤から強打で主導権を握った。ジャブでリズムをつくり、強烈な左ボディーをねじ込んだ。そして第3ラウンド、左ボディーから右ストレートをぶち込みダウンを奪うと、レフェリーが試合を止めた。完勝だった。 試合後は「やっぱり子供がおるから、お父さんとして頑張れると思った。デビュー戦の気持ちで、いろいろ確かめながらやりました。頑張りますので、今後も応援よろしくお願いします」と声を張り上げた。 宮崎は2012年にWBA世界ミニマム級王座を獲得。2度の防衛に成功した。だが、17年9月に運転免許停止中に車を運転した上、公務執行妨害で現行犯逮捕され、懲役1年、執行猶予3年の判決を受けた。試合は16年にWBA世界ライトフライ級王者だった田口良一に挑戦して以来だった。
中日スポーツ