給食で児童ら46人が食中毒 発疹や頭痛訴える カジキからヒスタミン検出 「常温解凍2時間」が原因か 「カジキ自体の汚染度が高かった」可能性も 給食センターが改善計画を発表
給食センターが改善計画を策定
白馬村学校給食センターは今回の事態を重く受け止め、再発防止に向けた改善計画を策定した。主な内容は以下の通りだ。 1. カジキの今後の使用停止と、ヒスタミン中毒リスクの高い赤身の魚と青魚を使用する場合の安全確認強化 2. 納品時間の厳守と、納入された魚の即時冷蔵保管 3. 常温下での作業時間の短縮など調理中の温度管理の徹底 4. 調理時間や工程に無理のない献立作成 5. 検食の時間的余裕の確保と、ヒスタミンリスクのある食材の素材のみの味見の実施 給食センターは「安心安全な給食を提供することは、学校給食センターの基本です。今回は、皆さんの信頼にこたえられなかったことを真に反省しています」と述べ、「2度と同じ事態を招かぬよう、職員一丸となって改善に取り組み、信頼を取り戻していく所存です」としている。 今回の事態を受け、村の教育委員会は調理員などを対象に衛生研修会を実施し、再発防止策を徹底する方針だ。12月5日から停止していた給食の提供は、16日から再開する予定となっている。 (長野放送)