実はとても便利な「焦がしバター」の作り方と使い方
焦がしバターと聞くと、なんだかハイレベルな料理用語だと思ってしまうかもしれない(フランス語で “ブールノワゼット” なんて書いてあったらなおさら)。
しかし実はとても単純なので、レシピにリストアップされていても焦らなくて大丈夫。材料はたった1つだし、フライパンとほんの数分の集中力があればできてしまう。簡単に自分で作ることができるから、これを読んでぜひ試してみて!
そもそも焦がしバターとは?
焦がしバターとは、バターが溶けてからも火を通し続けたもの。バターの中の乳固形分が乳脂肪から離れフライパンの底に沈んでいく。それが茶色くなり、普通の溶かしバターよりも深くナッツのようなフレーバーになる。 焦がしバターはスイーツに使われていたり(ベーシックなバニラケーキや、焦がしバターグレーズ、焦がしバターヘーゼルナッツブラウニーなど)、マッシュポテトやパスタ、リゾットなどの料理によく使われる。
焦がしバターの作り方
焦がしバターを作るには、まず中火のフライパンで棒状のバターを溶かして。ときどきフライパンを回して何分かするとバターが泡立ちはじめ、フライパンの底に粒がたまっていく。 バターがキャラメル色に変わり始め、豊かなナッツのような香りがし始めたら、フライパンを火から離し冷まして完成。このときすぐに火から離すように。さもなくば焦げついてしまう。
普通のバターと焦がしバターの違いは?
当たり前だけど、元々は同じもの。どちらもスーパーで買ってきた普通のスティック状のバター。ただしレシピに必要なバターが、有塩と無塩の指定がされているかチェックするように。 焦がしバターを作るのにほかの材料は必要ないけれど、ここまでだと単なる溶かしバター。固形のバターが溶けたあとも、焦がさないよう分離するまで火を通すのが大きな違い。
焦がしバターは何に使うの?
焦がしバターはすべてのレシピ(ケーキやクッキーからシーフード料理、パスタまで)においしくて深いコクを加えてくれる。 シンプルな焦がしバターソースさえ作ったら、ポークチョップやシーフード、野菜など何にでもかけられる。このソースはすべてを美味しくするけれど、かけすぎは禁物。あくまでもバターであることを忘れないで。