酔っ払って財布を落としました…。財布を落としたらすぐにやるべきことを教えてください。 また、落とした財布は戻ってくるのでしょうか?
酔っ払って財布を落としてしまうと、焦りや不安で冷静さを欠いてしまいがちですが、まずは落ち着いて行動することが大切です。財布を落とした場合、迅速かつ適切な対応を取ることで、取り戻すチャンスが高くなります。 この記事では、財布を落とした際にすぐに行うべきことと、財布が戻ってくる可能性についてご紹介します。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?
日常生活で紛失しやすい物品の傾向
令和5年の習得件数は408万7355件でした。拾得届の物品の上位5品は表1の通りです。
出典:警視庁「遺失物取扱状況(令和5年中)」拾得届の受理状況を基に筆者作成 証明書類の紛失が最も多いですが、衣類や財布、かさなど日常的に使用する物品の拾得届が多いことから、これらが忘れ物や落とし物として発生しやすいことがわかります。
財布を紛失した時の対応
財布を紛失した場合、まず最寄りの警察署または交番で遺失届を提出しましょう。遺失届は、落とし物や忘れ物が警察に届けられた際に、所有者へ連絡を取るための手続きです。 なお、自宅や職場、または海外での落とし物については対象外です。警察は、届けられた拾得物と遺失届の内容を照合し、持ち主を探します。 遺失届を提出する際には、いつ、どこで、どのような物を落としたのか、さらにはその中身についても詳細に尋ねられます。また、各都道府県の警察署のウェブサイトでは、拾得物に関する情報が公開されており、検索することが可能です。 ■キャッシュカード・クレジットカードを停止する 財布にキャッシュカードやクレジットカードが入っていた場合、紛失や盗難によって悪用されるリスクが非常に高くなります。そのため、財布を失くしたことに気づいたら、まずカードの利用停止手続きを行うことが重要です。 カードが不正利用されると、金銭的な損失だけでなく、個人情報が悪用される恐れもあります。カード会社に連絡し、速やかにカードの停止手続きを進めましょう。 ■自動車免許証・保険証の再交付を受ける 自動車免許証には効力を停止するという方法がないため、再交付が必要です。 保険証も同様に効力を停止することはできません。「健康保険被保険者証再交付申請書」や「健康保険高齢受給者証再交付申請書」を提出し、新しい保険証を再交付してください。 ■マイナンバーカードの利用停止をする マイナンバーカードを紛失した際は、コールセンターに連絡してカードの利用を一時停止する手続きが可能です。この窓口は24時間365日対応しており、通話料は無料です。さらに、英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語など、複数の言語でサポートを受けることができます。 ・お問い合わせ先 マイナンバー総合フリーダイヤル 0120-95-0178(音声ガイダンス「2」を選択) また、オンラインでの手続きにも対応しています。