Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

【ラグビー】頭も体も、最新バージョン。今年のメイジは賢く速く、もちろん強く。

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

大学ラグビー、始まる!開幕直前展望(1)注目チーム・明治大学[前回大学選手権・準優勝]

「たとえば、ごはんなら100グラム単位で、食べる量をコントロールしてきました」  まるでボクサーのような緻密さ。自らの体への取り組みの一端をそんなふうに話すのは、前回の大学選手権で準優勝、王座奪還をめざす明大の、箸本龍雅主将だ。  10月4日、待ちに待った本格的ラグビーシーズンが、まず関東の大学シーンで幕を開ける。  紆余曲折をたどった関西大学Aリーグを含め、各校が目指すのはもちろん、大学選手権(10月末に日程発表予定)。日本一を見据えて戦う強豪校から、編集部注目の2校を紹介する。1校めは、前回、決勝で周囲の予想に反して敗北を喫した明大だ。  まさかの展開だった。盤石のレギュラーシーズンを送り、12月の早明戦でも圧勝していた明大が、41日後の決勝で一時31点差の完敗を喫した。その雪辱のため、今年のメイジはさまざまな取り組みで力をつけている。  まず、「体」が違う。  各人が昨年以上に高い意識でラグビーに向き合っていることは間違いない。冒頭で紹介した主将のコメントは、部で指導を依頼する栄養士とのやりとりを指したもの。それぞれの選手のポジションや、プレーイメージまでを明確にした上で助言をもらうという。 「年間のどの時期にどんな体でいたいのか、ということも一緒に考えていただいてのアドバイス。選手の意識次第ですが、レベルが上がるたび、変われている実感があるので、(取り組みが)続きます」(箸本主将)  たとえば、箸本選手の身長は188センチ。体重は106キロあり、体脂肪率はわずか14%。今年は数値を保ったまま、体重を2キロ増やすのが目標だと言う。  たった2キロ、と言うなかれ。この条件での増量は1キロずつが本当にしんどいという。 「1年かけて、それが精一杯です。ただ、これを、ずっと積み重ねていきます」(箸本主将)  機能的な強さだけではなく、スピードもアップした。  各年代の日本代表で実績を残すスピードコーチの里大輔氏を招聘し、選手たちに変化を実感させている。CTB児玉樹は、「抜けたあとのスピードが上がった」という。「自分が抜けて、そのままトライまで持っていけるような感覚」。突破力あるバックスリーに磨きがかかっていることは間違いない。  そして、今季劇的に変わったのが、メイジの頭と口と耳だ。  選手たちは春から徹底してラグビー戦術の知識をインプットし、夏までに何百ものQ&Aを実践し、それをフィールド場で発信する力を養ってきた。昨年もあった選手のみのミーティングは今年、大小長短あわせ何百回も繰り返されている。一つの場面を題材にして、Aチーム側、Bチーム側に分かれ持論をPCでプレゼンするなど、暗記ではなくワーク型のセッションで、ラグビーを知る、考える、伝えあうことが全員に浸透しつつある。 「インゴールで誰かが指示を出す、その時のみんなの理解度が違う。ただ、聞くだけではなくて、その意味や後ろにあることがわかっているから、応用もきくと思う」(SO山沢京平)

【関連記事】