【侍ジャパン】井端監督「ミニ侍」U12にエール「1年でも長く」6年前の代表でプロ入りは1人
侍ジャパン井端弘和監督(49)が「ミニ侍」に成長とともに野球の発展を呼びかけた。29日、愛媛・松山の坊っちゃんスタジアムで、U12日本代表が出場したアジア選手権を視察。3位で終えたチームに井端監督は、野球の楽しさを問いかけると「1年でも長く続け野球の楽しさを他の人にも伝えていってもらえたらうれしいです。U12で満足してはいないと思いますが、次は15、その次は18と(目指してほしい)」と直接伝えた。 22、23年に同代表監督としてW杯で指揮を執っただけに、試合前には今回のU12代表を指揮する仁志監督と話し込んだ。仁志監督は「井端監督もU12を経験されている。お互い同じような悩みや苦労を感じているので、難しさは共通していると思う」。世代を超えて共有した。 世代を代表する選手たちも、ステップアップすればするほど狭き門が立ちはだかる。プロ入りとなれば、ほんの一握り。6年前の18年大会に出場した15人のうち、今年のドラフト会議で指名を受けたのは1人だけ。仁志監督は「U12で学んだことをきっかけにして、今後の野球に生かしてほしい」。2人の指揮官が、日本野球の発展を願った。【栗田成芳】