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阿蘇中岳火口の見学再開 防災会議協、1年4カ月ぶり規制を解除

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熊本日日新聞

 阿蘇山の周辺自治体などでつくる阿蘇火山防災会議協議会は1日、阿蘇中岳第1火口の立ち入り規制を解除した。解除は2019年4月14日に規制を始めて以来で、観光客は久しぶりの火口見学を楽しんだ。  火山ガスの検知がなく安全確認した午前10時、阿蘇山上広場から火口に続く有料道路を開門。10数台の車やオートバイが並んで通過した。台風9号の影響で強風が吹いた火口周辺では、見物客が帽子を押さえて白い噴煙の上る火口をのぞき込んだり、記念写真を撮ったりした。  大分県姫島村から1泊旅行で訪れた中條房子さん(78)は「火口見学は4度目の正直。大自然の力を感じる」と喜んだ。阿蘇地域通訳案内士の資格を取得したスウェーデン出身のワル・マックスさん(31)=南小国町=は「火口を間近でのぞける世界でも珍しい場所。ワクワクするし、勉強して外国人を案内したい」と話した。  熊本地震以降に低迷する阿蘇観光にとって、火口見学再開は大きな弾みになる。入場門付近で車の列を見つめた阿蘇市観光協会の菊池秀一会長(50)は「ありがたい。ただ火口見学ができなくても、阿蘇に魅力を感じてもらえるように努力したい」と気を引き締めた。

 同協議会は新型コロナウイルス感染防止のため、火口に向かう途中で検温し、案内放送でもマスク着用や人との距離を取るように呼び掛けた。2日以降は午前8時半から午後6時まで見物できる。(山下友吾)

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