【箱根駅伝】野球部&ラグビー部に続けるか 早大〝山の名探偵〟は「優勝の可能性ある」
来年1月2、3日に行われる第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で、早大が〝学生3大スポーツ〟の完全制覇に挑む。 今季の早大は、ラグビーの関東大学リーグ対抗戦で全勝優勝を果たし、東京六大学野球で春秋制覇を達成。来年の箱根駅伝で、同大は総合3位を目標に掲げており、青学大、駒大、国学院大の〝3強崩し〟を目指す。 競走部の花田勝彦駅伝監督(53)が14日、埼玉・所沢キャンパスで取材に応じ「野球とラグビーがすごく頑張っているし、駅伝も徐々に良くなってきている。(早大の)田中(愛治)総長が3大スポーツの強化というところで、いろんな面で支援してくれているのでその期待に応えたい」と意気込んだ。 今季は出雲駅伝で6位、全日本大学駅伝で5位となった。主将の伊藤大志(4年)は「早稲田の野球、ラグビーもそうだし、(大学内で)いろんなスポーツが活気付くことによって、相乗効果というか『俺らも頑張らなきゃ』と思う。それだけ(学生&OBからの)応援の声も大きくなるし、そこはすごくありがたい。だけど、正直まだ優勝は厳しいチームだと思うし、いただいた応援を自分たちの力に変えて、地に足をつけて走りたい」と力を込めた。 前回の箱根で5区6位と結果を残し〝山の名探偵〟として注目を集めた工藤慎作(2年)は「(優勝)できたら理想だけど、なかなか壁は高い。青山学院大学、駒沢大学とかの壁は厚いと思うけど、昨年の箱根で格上だと思われていたチームに勝っている。そして、今の早稲田大学は昨年よりもチーム状況がいいと思うので、(3強の)どこかにブレーキがあったら、十分(優勝の)可能性はあると思います」と鼻息を荒くした。 早大が学生スポーツの〝3冠達成〟を果たせば、大きな話題を集めそうだ。
加田晃啓