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0.1秒で無段階調光可能 中国「WEICUE」が新たな超薄型液晶フィルム開発

配信

36Kr Japan

フィルム液晶技術を手掛けるベンチャー企業、深セン市唯酷光電(SHENZHEN WEICUE OPTOELECTRONICS、以下WEICUE)が超薄型の無段階調光液晶フィルムを開発した。わずか0.1秒で自在に明るさを変化させられる画期的な技術で、このほどベンチャーキャピタルからシリーズA投資として約1億円を調達、製品のマーケティングに充てる。WEICUEはすでに高明度液晶手書き黒板をヒットさせており、今回の資金調達をテコにさらなる成長を目指す。 WEICUEは2014年に設立され、主にフレキシブル液晶ディスプレイや液晶調光フィルムの開発・製造を手掛けてきた。主な製品には高明度液晶黒板や自動調光サングラスなどのアイウエア、自動車ガラス用無段階調光フィルムなどがある。特に高明度液晶手書き黒板は人気商品で、現在、シャオミ(小米)や京東集団(JD.com)など大手企業とのタイアップにより月間1000万台以上を売り上げている。書かれた文字や絵をワンクリックで消去でき、環境にも目にも優しいという特徴がある。本体は、筐体(きょうたい)とPCBA(プリント回路基板アセンブリ)およびフィルム液晶ディスプレイで構成されている。 WEICUEは新たに開発した超薄型フレキシブル無段階調光液晶フィルムのマーケティングとPRに充てるため、シリーズAで「同創偉業(Cowin Capital)」「創東方投資(CDF-Capital)」および「清源投資(Tsing-Yuan Capital)」から約1億元(約15億円)を調達した。WEICUE創業者の李風華董事長は、これらの出資者が、いずれも業界内で知名度の高いベンチャーキャピタルで、とくに人工知能(AI)やビッグデータ、スマート製造、新材料などの幅広い分野の経営資源を保有していると指摘。これらのベンチャーキャピタルからは、経営資源の整理・統合、製品の普及およびブランドとしての影響力向上に関するサポートも受けられると説明した。 WEICUEはこの自動調光液晶フィルムの完全な知的財産権を保有しており、日本と台湾にフィルム液晶の生産ラインを持つ研究開発センターを構えている。李董事長は、同社のフィルム液晶のコアテクノロジーがとくに優れている点として以下の三点を挙げた。 一、透過率を0.5~75%の範囲で調節することができ、無段階調光が可能な上、高分子分散型液晶(PDLC)の性能を大きく上回る。全透過光に対する拡散光の比率を示す「ヘイズ値」も低い。(※室内灯などが画面に映り込みにくいなどの効果がある) 二、生産・加工の全プロセスに関する技術が確立されている。 三、フレキシブル液晶フィルムをロール・ツー・ロールで自動生産できる世界唯一の生産ラインを保有している。 この液晶フィルムは、PDLCだけでなく懸濁粒子デバイス(SPD)、エレクトロクロミックディスプレイ(ECD)と比較しても調光範囲が広く、安定性が高く、ヘイズ値が低く、断熱性が高いという。 WEICUEの液晶フィルムは、法人向け製品にも一般消費者向け製品にも応用できる。現在は、主に自動車ガラスや自動調光サングラス、建材用調光フィルムなどに利用されている。

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