Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

明らかに“真ん中より上”なのに全体平均…年俸4200万円の中日・岡田が示すプロ野球底辺から頂点への道

配信

中日スポーツ

渋谷真コラム・龍の背に乗って

◇30日 中日5-0阪神(ナゴヤドーム)  プロ野球平均の男・岡田が、9回を締めくくった。セーブシチュエーションではなかったが、1安打無失点。週の頭をエアタッチで飾った。 【写真】中日岡田が抑えて梅津にウイニングボールプレゼント  「柳がすごく粘りの投球をしていて、野手がたくさん点を取ってくれたので、僕はすごく気持ちが楽になりました。3人で終われればよかったですが、何とかゼロで帰ってこられてよかったです」  なぜ岡田が「平均の男」なのか。それは日本プロ野球選手会が、29日に発表した年俸調査結果に基づいている。選手会に加入し、開幕時に支配下登録されていた727選手が対象だ。球団別の総額では42億744万円のソフトバンクが、2年ぶりにトップを奪回。中日(19億3944万円)はセ・リーグ6位、全体10位。相手の阪神は全体6位となっている。  全体の平均が4189万円。一般企業にお勤めの方はこの「平均」に惑わされるが、プロ野球界は満遍なく夢と希望に満ちているわけではない。底辺はピラミッドのように広く、そこから上は東京タワーのごとく急角度で細くなる。企業でいう初任給に、ソフトバンクも中日も大差はない。球団別の総額や平均の差は、チームの「顔」のレベルと数を意味している。  岡田の今季年俸は4200万円。ピタリ平均だが、選手としては真ん中より上にいることは、明らかだ。クローザーを任されるほどの男が、年俸では平均にいる。つまり、ここにたどり着くまでに多くの若者は夢破れ挫折する。逆にここから先も活躍を続ければ、果てしなく夢は広がっていく。そんな立ち位置が4200万円なのだ。  ちなみに、この日の両チームの先発オーダーでは、決勝打を放った阿部(3000万円)も、完封リレーに導いた木下拓(1200万円)も、ツーシームで苦しめられた阪神・青柳(3000万円)も平均以下。最高年俸の糸井(4億円)は無安打、2三振、1併殺と散々な結果だった。グラウンドに銭は落ちているが、その日の勝負は銭の多い、少ないでは決まらない。だからスポーツはおもしろい―。

【関連記事】