豆乳ブーム再燃か キッコーマンが「TT鍋」新提案 伸び盛りの無調整豆乳はプレミアム化の可能性 イソフラボンの健康価値も訴求
豆乳飲料、新商品続々
豆乳飲料では、8月19日に「チョコバナナ」と「りんご」の2品、9月30日に「きなこ」を新発売した。 「チョコバナナ」は、相性抜群のバナナとチョコレートの味わいを組み合わせた豆乳飲料。パッケージは、チョコレートがバナナにかかっている様子を表現。チョコレートのかかり具合やトッピングが異なる3種類があり、3種類を並べるとチョコレートがつながるデザインとなっている。 「りんご」は、ほどよい甘味と爽やかな酸味が特徴の、りんご風味の豆乳飲料。朝食や食後のデザートなどに好適なものとして開発された。 「きなこ」は、きなこの香ばしい風味と黒みつのやさしい甘みを感じることができる味わいが特長。
市場は回復傾向にある
前期(3月期)の豆乳販売実績については、2023年4月に実施した価格改定の影響で販売数量が足踏みした。 「前期は、業界で価格改定があまり進まなかったこともあり、他社商品との値差が広がったことと、乳酸菌飲料や睡眠の質向上を謳った機能性表示食品への流出により少し伸び悩んだ」と振り返る。 今期は一転し、価格改定が一巡して順調なスタートを切る。 「業界で価格改定が進んだことで値差が縮まり4月から少しずつだが回復傾向にある。さらに8月までの動きとしては、離反層以上に新規流入者が増えてきた。市場は今後も全般的に回復に向かっていくと思う」との見方を示す。