危険運転致死罪に問われた被告に懲役12年の実刑判決 仙台地裁
khb東日本放送
2023年4月、仙台市の交差点で赤信号を無視して交通死亡事故を起こし危険運転致死の罪に問われている男の裁判で、仙台地裁は懲役12年の判決を言い渡しました。
茨城県の無職、本宮龍希被告(25)は2023年4月、赤信号を無視して時速約100キロで車を運転した上、出合い頭に衝突した軽乗用車の運転の男性(当時61歳)を死亡させたなどの罪に問われています。 裁判員裁判では、危険運転致死罪の成立が争点となりました。 弁護側は「パトカーに気を取られ焦っていて、意図して信号を無視していない」として刑の軽い過失運転致死罪の成立にとどまると主張していました。 13日の裁判で仙台地裁の須田雄一裁判長は「直前に車線変更するなど基本的に前方を見て運転していて、赤信号と認識できていた」と認定し、「警察から逃れるため交通法規を軽視した身勝手な犯行」として懲役12年の実刑判決を言い渡しました。
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