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ホンダF1田辺TDオーストリアGP予選後インタビュー:「予選時点でのパッケージの差が見えた」コンマ5秒の差に悔しさ隠さず

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オートスポーツweb

 完敗の予選だった。冬のバルセロナテストではメルセデスと互角の速さを発揮したはずが、予選本番ではフロントローを独占されてしまう。しかもコンマ5秒の大差。さらに背後からは、確実に速さを増したマクラーレンとレーシングポイントが迫る。予選後囲みでのホンダの田辺豊治テクニカルディレクターはいつもの淡々とした口調の中にも、悔しさを隠さなかった。 【写真】2020年F1オーストリアGP 3番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) ────────── ──今季最初の予選、どのようにご覧になりましたか。 田辺豊治テクニカルディレクター(以下、田辺TD):悔しいですね。トップの2台のメルセデスに、コンマ5秒離されてしまった。全体で言っても、レッドブルが3番手、5番手。アルファタウリが12番手、13番手でした。  肯定的な材料としては、フェルスタッペンが明日のレースをミディアムタイヤでスタートできる。トップ10の他のクルマはすべてソフトですから、その展開が期待できるのかなと思っています。初日フリー走行でのロングランペースも、それほど悪くない。決勝レースに向けてクルマも改善してますので、いい結果に結びつけたいですね。  一方のアルファタウリに関しては、中団勢の状況が去年までとかなり変わっている。今まで以上に厳しい、中団争いになりそうです。ただアルファタウリも初日に比べてクルマはかなり向上してますから、ポイント争いに絡めればと期待してます。 ──パワーユニットに関してはいかがでしょうか。 田辺TD:初めてのレース週末ということで、セットアップを煮詰めてきました。予選、レースに向けての準備は、順調にできたと思っています。 ──初日はマシンバランスの悪さに手こずっていましたが、予選に向けて両チームともに挙動に関しては大きく改善できたということですね。 田辺:はい。 ──ということは今日の予選結果は、4台のパフォーマンスをある程度忠実に反映したものであると考えていいでしょうか? 田辺TD:そうですね。 ──現状では、対メルセデスでコンマ5秒後れを取っていると。 田辺:予選結果は、そうですね。 ──去年の予選タイムを比較すると、メルセデスは約コンマ3秒縮めてきたのに対し、レッドブルはほぼ同じです。相対的に、メルセデスとの差が広がってしまったということなのでしょうか。 田辺TD:あくまで今日の予選時点でということですが、パッケージの差が見えたということですね。 ──冬のバルセロナテストでの結果からして、今日のメルセデスの速さは意外でしたか? 田辺TD:ある意味、意外であり、意外ではなかった。 ーといいますと? 田辺TD:彼らが絶え間ない開発を続けることは、当然予想できていました。それにしても、すでにあそこまで完成したクルマを、さらに伸ばしてきた。そこは、意外でした。バルセロナからここまで、どこまで伸ばすのかと思っていたのですが、しっかり速くしてきた。  それと同時に、メルセデスだからこそできたことだという意味では、『やっぱりな』という思いもあります。やっぱりなという思いが、当たらなければよかったのですけどね。彼らとわれわれの伸び代の差が、今日のコンマ5秒という結果になって表れたということです。 ──このサーキットでのコンマ5秒は、かなり大きいですよね。 田辺TD:大きいですねえ。 ──もうひとつのライバルであるフェラーリの今日のパフォーマンスと、中団勢のマクラーレンとレーシングポイントの速さに関しては、どんな印象を持ってますか。 田辺TD:中団2チームのパフォーマンスの向上は、素晴らしいと思います。アルファタウリにとっては直接の敵になるわけで、その意味では厳しいですね。レッドブルにしても、決して安泰ではない。アルボンも、今日は抜かれましたしね。  一方のフェラーリに関しては、もう少し様子を見る必要があると思います。たまたまなのか、そういうパッケージなのか。ただ明らかに速さを増してるチームに関しては、そこにまぐれはない。初日からの速さの築き方を見てると、たまたまの速さではない。たまたま外した、というのはありますけどね。ただし王者は、外さない。その点フェラーリは、ちょっと浮き沈みが激しいですね。 [オートスポーツweb ]

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