【ただただ生クリームを味わう至福】青森公立大学 国際芸術センター青森に行ったら立ち寄りたいスポット3選
「AOMORI GOKANアートフェス 2024」開催中
2024年9月1日までの期間、青森県の美術館5館が協働した「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」が初開催中です。このイベント最大の特徴は、フェス全体を総括するアートディレクターを配置せず、地域に根ざした各館のキュレーターが企画・運営していること。 【画像】たっぷりの生クリームは顔をうずめてしまいたくなるほど「バナナシャンテ」。 2024年度は、共通テーマである「つらなりのはらっぱ」を、それぞれが解釈し、展覧会やプロジェクト、パフォーマンスなどに落とし込んで展開します。 CREA WEBでは、「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」の開催に合わせて、短期集中連載をスタート。5館の展覧会と、各館へ行ったら立ち寄りたいスポットを、青森県在住のライターがご紹介します。第2回は「青森公立大学 国際芸術センター青森(ACAC)」です。
「青森公立大学 国際芸術センター青森(ACAC)」のメイン企画は「currents / undercurrents - いま、めくるめく流れは出会って」
青森公立大学が運営している国際芸術センター青森(ACAC)は、国内外から訪れたアーティストが滞在しながら創作活動を行い、その成果を発表するアーティスト・イン・レジデンスです。アートフェスのメイン企画は、「currents / undercurrents - いま、めくるめく流れは出会って」。 「現在」という意味を持ちながら、水や空気、電流などの流れを示す「current」と、目に見えにくい流れや暗示を意味する「undercurrent」がテーマ。場所とかかわり合いながら創作を行うアーティストの手によって、青森にゆかりのある表現が集います。6月30日までで前期が終了し、7月13日から後期がスタート。このように展示替えをすることで、持続的に場所への働きかけを行います。 建物の設計を手がけた建築家・安藤忠雄は、「見えない建築」をテーマに、起伏に富んだ地形を壊さないように配慮し、建物を森に“埋没”させました。自然と一体化したような水のテラスや、天井高6メートルのギャラリーに展示される作品たちは、アートフェスの他の美術館と比較してもダイナミックなものが多い印象です。 作品が発生させる流れや渦のようなものが混ざり合うことーーそれが、ACACの解釈した「つらなりのはらっぱ」です。 後期は7月13日(土)からはじまり、9月29日(日)まで開催します。 国際芸術センター青森(ACAC) 所在地 青森県⻘森市⼤字合⼦沢字⼭崎152-6 電話番号 017-764-5200 開館時間 9:00~19:00(展覧会は10:00~18:00) 休館日 なし 観覧料 無料