【フィギュア中国杯】千葉百音、NHK杯に続く2位 GPファイナル初進出決め、女子は6人中5人が日本勢に
◇23日 フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第6戦・中国杯最終日(重慶) 女子は昨季四大陸選手権女王の千葉百音(19)=木下アカデミー=が、合計211・91点で2位となった。ショートプログラム(SP)1位で臨んだフリーはシーズンベストの141・05点をマーク。今季第4戦・NHK杯に続く2位となり、12月にフランス・グルノーブルで行われるGPファイナルへ初進出した。 最終12番滑走で登場した千葉は冒頭で連続ジャンプのフリップ―トーループをきれいに決めて、GOE(出来栄え点)で1・51点の加点を獲得。基礎点が1・1倍の後半に組み込んだ3回転ルッツ―ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)や3回転ルッツからの3連続など7本全てのジャンプを着氷した。しかし、ステップで転倒。3本全てのスピンを最高のレベル4としたが、フリーの得点は2位にとどまった。 他の日本勢は、SP3位の住吉りをん(21)=オリエンタルバイオ・明大=が自己ベストを更新する合計202・45点の4位。SP5位の渡辺倫果(22)=三和建装・法大=は合計196・95点の5位だった。第1戦・スケートアメリカ優勝でSP2位のアンバー・グレン(米国)が合計215・54点で逆転優勝。千葉とともに、GPファイナル初進出を決めた。 女子のファイナル出場はこの2人に加え、坂本花織(シスメックス)、樋口新葉(ノエビア)、吉田陽菜(木下アカデミー)、松生理乃(中京大)の4人で、出場6人中、日本勢5人は現行制度は最多となった。
中日スポーツ