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AIで製造業を変えるシリコンバレー企業「Drishti」が日本進出へ

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Forbes JAPAN

製造業のスタートアップというと、どの企業を思い浮かべるだろうか? DNAを再設計する「Ginkgo Bioworks」や、火星入植を目指す「スペースX」など、未来的アイデアの実現す企業は多いが、製造業のプロセスを改善しようとするスタートアップは数少ない。 そのうちの1社で、カリフォルニア州マウンテンビューに本拠を置く「Drishti Technologies」は、工場の生産性向上を目指している。「製造業は、もっとも魅力に乏しい領域だ。投資家は、よほど信念がない限り出資をしないだろう。シリコンバレーは、数十年間も製造業から遠ざかっている」と同社の創業者、Prasad Akellaは話す。 それでもAkellaは敢えて厳しい戦いに挑み、グーグルでコンピュータビジョンを手掛けたベテランエンジニアのKrishnendu Chaudhuryと、連続起業家のAshish Guptaと組んで、4年前にDrishti Technologiesを設立した。 同社は6月16日、Sozo Venturesが主導したシリーズBラウンドで、総額2500万ドル(約27億円)を調達したと発表した。このラウンドには、他にアンドリーセン・ホロウィッツやToyota AI Ventures、Emergence Capital、Alpha Intelligence Capital、Hella Ventures、Micron Technology、Presidio Ventures、Benhamou Global Venturesが参加した。同社は、このラウンドにおける評価額を明らかにしていない。 工場の現場で人間の行動を測定する技術は、ヘンリー・フォードの時代から100年以上変わっていないという。そこで同社が目指したのは、工場で数千人の従業員を同時にモニタリングする技術の開発だ。 Drishti Technologiesは、工場内に設置したカメラで従業員の動きを撮影し、コンピュータ・ビジョンでデジタル化する。その後、ディープラーニングを駆使して作業ごとにラベル付けをしている。データはリアルタイムで解析され、生産性と品質を向上するための情報に変換される。 このシステムは、製造工程を迅速化したり、ボトルネックとなっている工程を検出するのに活用されている。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、工場でソーシャル・ディスタンシング対応を取るためにも活用されている。

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