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「招待制」の花火大会 いつもと違う夏、新しい花火大会のカタチ “花びらに、誰かの思いが入っている”

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中京テレビNEWS

 新型コロナの影響で花火大会の中止が相次ぐなか、「サプライズ花火」に次ぐ新たな試みが行われました。  開催を切望する住民たちが企画した「招待制」の花火とは。

 8月29日の夜、岐阜市の夜空には約2000発の花火が打ち上げられました。  夜空に咲く大輪の花々を見つめる人々が手にしていたのは、「招待メール」。 「招待メールが来たので、(開催を)知りました」(花火を見た人)  岐阜では夏の風物詩として知られる「長良川花火大会」。今年はオリンピックの開催期間と重なり、警備体制が十分にとれないことなどから、中止が決まっていました。

 そんな中、今回の「招待制」花火を企画したのが、地元の会社員・宮部賢二さんです。 「いやいや、うそでしょって感じ。こうしてはいられないという思いもありました」(長良川鵜飼屋花火大会 宮部賢二実行委員長) 「長良川の花火を絶やしたくない」と、半年前から準備をスタート。新型コロナの感染拡大を防止するため、開催日時は非公開となっていました。  非公開の花火とはいえ、少しでも多くの人に楽しんでほしい。そんな思いから、協賛してくれた人に打ち上げ日時を伝える「招待制」を思いついたといいます。

「ある意味で“新しい形の有料の花火大会”みたいな」(長良川鵜飼屋花火大会 宮部実行委員長)  打ち上げ当日には、地元の小学生たちがお小遣いを募金する姿も。約1700人から、500万円以上の協賛金が集まりました。

 この花火大会に協賛したひとり、高橋綾子さん(100)は、娘の美智子さんと2万円を募金しました。 「(昔は)むしろ持って行って敷いて、むしろの上に座って見た」(高橋綾子さん) 「(花火大会が)ないと本当におかしなものです。寂しいです」(綾子さんの娘・美智子さん)

 地元の人たちが待ちわびた、夏の風物詩。例年とは形を変え、打ち上げ当日を迎えました。   打ち上げ時間は15分。いつもよりは短い花火大会となりましたが、集まった募金で、予定より多くの花火を打ち上げることができました。

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