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新型コロナの影響でワサビの売り上げ9割減 「ピンチをチャンスに…」新たな販路を開拓 静岡市

配信

静岡朝日テレビ

ワサビ栽培発祥の地・静岡市有東木地区

 おととし世界農業遺産にも認定され、全国一の生産量を誇る静岡県産のワサビ。その中でも、静岡市産の出荷量は年間100トンに達します。ワサビ栽培発祥の地と言われる葵区有東木の農家、白鳥義彦さん(58)。 白鳥さん:「これだったら最高ですね。」  たくさんの立派なワサビ。出荷先は全国各地の飲食店です。しかし、ここにも、新型コロナウイルスの影響が及んでいました。 白鳥さん:「売り上げは3月が昨年比の60パーセント。4月になったら昨年比の10%になってしまった」

飲食店の休業でワサビも苦境に…

 「9割減」その理由は飲食店の休業です。 白鳥さん:「ここまでひどいとは思っていませんでしたけれども、本当に現実のものとなってしまったので、本当に驚いています。」  しかも、影響は今年に限ったことだけではありません。この地区では、1年を通じて収穫できるワサビ。成長するまでに1年半から2年かかります。  しかし成長したワサビを収穫しなければ、新しい苗を植えることができません。 白鳥さん:「収穫がある程度タイミングが遅れてしまったので、それが1年半後にまたその影響が出てきてしまいますね」  買い手がいなくても、収穫せざるを得ず、行き場を失ったワサビがあふれてしまいました。そこで静岡市の補助事業を利用して、市民へのPRと新たな販路の開拓を目指しました。

スーパーで販売

 取り組みの一つが、普段は取り扱いがなかったスーパーでの販売。 店内アナウンス 「静岡市産のわさびの出荷・販売に苦戦しております。本日はわさび大変お買い得な価格でのご案内となっております。」  本来なら、40グラムで700円ほど。しかし、今回は199円(税別)で販売されました。 ユーコープ千代田店 杉山千晴さん:「生産者を助けるために安く入荷できるということで、店舗でもその取り組みなら助けることができるかなと思い、今回発注をしました」 購入した女性:「生産農家が困っているというのを、たまたま聞いていたから。きょうは買って帰って、すって冷凍保存とかしておけば持つので、やろうかなと思います」