阪神・近本、大山のトレーニング内容は…仲林トレーナーが解説【一問一答】
阪神の近本光司外野手(26)、大山悠輔内野手(26)が今オフ、取り組んでいたトレーニングとは一体どんな内容なのか。付きっきりで指導する「こころ整骨院」代表・仲林久善氏(35)が解説した。脳への伝達速度を高めるトレーニング、その効果とは-。 【写真】仲林トレーナーに大山が質問「ゆで卵と温泉卵ならどっち?」 ◇ ◇ -今回、近本と大山の自主トレテーマは。 「2人に共通していたことは体幹強化です」 -体幹の重要性は。 「体幹が弱ければ、ケガにつながりますし、バテる。基礎体力は体幹やエネルギーの使い方になってきます」 -どのようにして体幹を強化? 「アニマルトレーニングを取り入れたりしていました」 -アニマルトレーニングとは? 「ワニであったり、動物的な動きですね。柔軟性と体幹が一緒に鍛えられますし、可動域も広げられる。二足歩行以外の動物の動きをすることで、弱い部分だけでなく体幹部分も強化されます」 -メインメニューの前には、伝達系のトレーニングをしていた。 「伝達系を行うことで、体の流れを良くすることができます。流れを良くすると、体に刺激が入るのでその後の練習でかなりの効果が期待できます」 -他に伝達系の重要性は。 「脳でイメージしたことを体現するのに大事になってきます。伝達する能力が高まっていくと、体の使い方も変わってきますね」 -どのようなトレーニングをしていた。 「バランスボールの上でのハイハイや2人での押し引きなどになります。背骨から力を伝達させるという目的を持ってやっていました」 -2人の伸びしろはまだまだある。 「近本選手は走っていても打っていても本人は納得していないですし、常にいいモノを探そうとしている。大山選手は動きを見ても器用ですし、体の伝達もいい。ただ、2人ともまだまだ体を使える。そういった部分で伸びしろは果てしなくあると思います」 -今季の期待は。 「今年は選手会長、キャプテンと大役を2人が担っているので。個人ではなく、チームとして優勝してもらいたいというのが、第一です。いままで大きなケガがなかったので、まずはそこをこれからもサポートしていきたい」