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高難度診断に「AI」活用へ 血液病・MDS、形態異常を学習

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福島民友新聞

 常磐病院(いわき市)の森甚一医師(39)らの研究チームが、血液の病気の一つ「骨髄異形成症候群」(MDS)を医師に代わって診断する人工知能(AI)を開発し、英科学誌サイエンティフィックリポーツに発表した。研究チームによると、MDSを診断するAIの開発は世界で初めて。研究チームは、実用化に向け研究を続け、人間の目では判断が難しい微細なケースも診断できるAIの開発を目指すとしている。  研究チームによると、血液内の血球を作る骨髄内には、血球の元となる「造血幹細胞」があるが、加齢に伴いこの細胞の遺伝子に傷が蓄積すると、形態に異常がある細胞が増える。異常な細胞は血液に放出される前に骨髄内で破壊されるため、血液中の血球が減り、MDSが引き起こされる。  MDSの診断はこれまで、患者の骨髄液をスライドガラスに薄く引き伸ばして骨髄標本を作成し、医師が顕微鏡で形態異常を確認する必要があった。高度な専門的技能が必要で、特に医療過疎地域では医師の不足から正確な診断ができないことが問題になっていた。

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