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JOC山下会長、大坂なおみの黒人差別抗議に持論「時代は変わった」

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西日本スポーツ

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(63)が23日、東京都内で定例会見を行い、テニスの全米オープンを制した大坂なおみ(22)=日清食品=が着用するマスクで黒人差別への抗議を示したことについて、「かなりの勇気のいる、覚悟を持っての行動だなと思った」などと見解を語った。 【写真】「笑わない男」が笑っている写真をカメラマンが探してみた  大坂は大会期間中、白人警官による黒人男性暴行死事件などの被害者のマスクを決勝までの試合数に合わせて7枚用意。1回戦から入場時などに着用した。国内外で注目を集めた行動に、山下会長は「この人種差別をより多くの人に認識してもらいたい思いが、あの行動につながったのではと思う」と話した。  1980年モスクワ五輪のボイコットを経験し、4年後のロサンゼルス五輪で金メダルを獲得した山下会長。自らの現役時代を思い返し、「われわれが選手の頃は、その競技に集中すればいいという雰囲気が大半だった。われわれの時代とは違う」と理解を示した。  国際オリンピック委員会(IOC)が定めた五輪憲章では競技会場や選手村で政治的、宗教的、人種的な宣伝活動を禁止している。だが、この条文を改めようという声も広がっており、IOCは東京五輪前の来年3月までに最終提言をまとめる方針だ。山下会長は「発言には責任が伴う。知らなかったでは済まされない。かなり勉強する必要がある」と慎重さを求める一方、「いかなる差別も認めないことは、オリンピズムの原則。肝に銘じて、行動しないといけない」と強調。「(アスリートには)世の中がどう動くのか、世の中の動き、流れには関心を持ってもらいたいと常々思っている。アスリートと話す機会があるが、現役を終えてからが長い。勉強を続ける、社会に興味を持つ。JOCのアスリート委員会でもぜひ議論してもらえたら」。選手たちに競技外の出来事にも関心を持つように促した。

西日本スポーツ

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