「卑怯な手を使って…」反斎藤派の芦屋市議が知事選投票日にSNS投稿 市議会が問責決議
兵庫県芦屋市議会は29日、斎藤元彦知事の失職に伴う県知事選(17日投開票)で、交流サイト(SNS)に斎藤氏を誹謗中傷したととらえられかねない動画を投稿するなどしたとして、孝岡知子市議に対する問責決議案を、退席者を除く全会一致で可決した。 【写真】斎藤氏の入り待ち…両手を合わせ直接謝罪した“机バンバン”の市長 決議などによると、孝岡氏は、選挙運動が禁止されている今月17日の投票日当日、「卑怯な手を使ってまた知事になろうとしています」などとSNSに斎藤氏を誹謗中傷しているととらえられかねない動画を投稿した。 また、芦屋市の高島崚輔市長の写真を無断で使用して「今日 投票日です」と吹き出しを付け、さらに自らが支持する前尼崎市長・稲村和美氏の写真を合成した動画も作成して投稿するなど、あたかも高島氏が稲村氏を支持しているかのような印象を与えたとしている。 決議では、こうした行為が市議会や市長の倫理に関する条例に違反すると指摘。市議会全体の品位を損ね、市民の信頼を著しく失墜させる行為だとし、「議員としての倫理観にもとる」などと猛省を促した。