巨人3位・中京大中京高の中山礼都、名前”らいと”の由来は右翼で活躍の高橋由伸だった 憧れの球団からの指名に会心の笑み
◇26日 プロ野球ドラフト会議 大ファンを公言する巨人から3位指名を受けた中京大中京の中山礼都は「小学生の頃にプレーに一目ぼれしたのが坂本(勇人)選手。一番憧れている選手とこれから一緒に野球ができることが信じられない」と会心の笑顔で喜んだ。 「礼都(らいと)」の由来は、野球のポジション。高橋由伸など右翼(ライト)に一流選手が多いことから、父・慎也さん(45)が名付けた。名前とは違うポジションにはなったが、高校時代に走攻守の三拍子そろった遊撃手に成長。奇しくも父が名前の由来とした選手と同じ球団からの指名となった。 これからは憧れの存在でもある坂本が同ポジションの先輩となり「柔らかい打撃フォームやインコースの球のさばき方とか聞きたいことはたくさんある」と会えることへの喜びが爆発。それでも「憧れるだけではいけない。坂本選手に追いついて追い越せるよう努力したい」と気を引き締めた。 チームメートのエース・高橋は同じセ・リーグの中日へ。「(高橋は)仲間でもあり、ずっと対戦して見たいと思っていた選手の一人。中森投手とか同世代の選手と勝負してみたい」と意欲を燃やす。目標は、坂本ですら達成したことがないトリプルスリー。「巨人は日本一の球団というイメージ。自分の持ち味の勝負強い打撃を磨いてまずは戦力になりたい」。いつかは「礼都(らいと)」という名前も、野球少年の理想となることを夢見て切磋琢磨していく。
中日スポーツ