契約更改交渉に臨んだ楽天藤平（撮影・山田愛斗）

　楽天藤平尚真投手（26）が29日、仙台市内の球団事務所で契約交渉に臨んだ。「すごい高い評価をしてもらえたので、本当に満足いくような契約をしてもらえた」と2550万円増の年俸4000万円で更改。今オフの昇給額は酒居の2400万円がトップだったが、それを抜いて現時点でチーム1位の昇給となった。 　8年目の今季、先発から中継ぎに転向。47試合に登板して0勝1敗、1セーブ、20ホールド、防御率1・75の好成績を残した。「数字の成績というのは、本当に自分の中でも一番いいシーズンでしたし、ここがベースになって、これからの評価がされると思うので。自分の中では満足いく数字だったと思います」とうなずいた。 　侍ジャパンの一員としてプレミア12で6試合に登板。計6回を無失点で防御率0・00、12奪三振と存在感を示した。「本当に大きな経験になりましたし、僕もこれまでシーズン同様できるとは思っていなかったですし、本当、他チームの選手ともたくさん話す機会があって、プロ野球人生の中でも大きな大会になりました」と振り返った。 　守護神・則本が27日の契約更改の場で、藤平、鈴木翔らと来季、抑えのポジションを争いたいと発言した。藤平は「ノリさん（則本）に後ろを競うメンバーとして僕と（鈴木）翔天さんを挙げてもらって、僕は本当にうれしい。そういうチャンスがあるんだったら僕も狙っていきたいと思います」と力を込めた。（金額は推定）