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懸命の応援で後押し 青色メガホン手に鼓舞 生徒や教員、学校に駆け付け

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福島民報

 十五日の磐城と国士舘(東京)の交流試合では、甲子園に赴けなかった磐城高の生徒やいわき市民らが、地元から懸命にエールを送った。  磐城高の南体育館には希望した生徒と教員ら約九十人が駆け付けた。甲子園で使用予定だった「IWAKI」の文字と校章がデザインされた青色のメガホンを手に、新型コロナウイルスの感染予防策を講じて応援した。  吹奏楽部が事前に録音した各選手への応援曲を攻撃のたびに流した。吹奏楽部員と応援団、楽団の生徒がそれぞれに合う曲を選んだという。録音したCDは野球部員にも贈っていた。  応援団長の小野有佳里さん(17)=三年=は「みんなで応援できて楽しかった」と充実感をにじませた。斎藤悟史教頭(47)は「胸を張っていわきに帰って来てほしい」とねぎらった。  同高前の「ヤマザキショップささき」店主で同高OBの佐々木建一さん(67)は、木村保前監督時代の練習日に、間食用として一人一合分の米を炊き続けた。渡辺純監督(38)が就任した四月以降は、新型コロナの影響で練習が不規則になり、続けられなかったという。

 一年生が米を運ぶ当番だった。交流試合で二安打を放った樋口将平選手(三年)が当時、米を取りに来る機会が多く、笑顔を見せてくれたことをよく覚えているという。家族三人でテレビを囲んで声援を送り、「樋口君の大活躍がうれしかった」と声を弾ませた。 ■いわき市民、善戦に拍手  いわき市のイオンモールいわき小名浜では、イベントスペースに設置した大型画面で磐城-国士舘戦を放映した。  回を追うごとに立ち止まる人の数は増え、一点を争う白熱したゲームから目を離せない様子だった。試合が終了すると、強豪相手に善戦した磐城ナインに向け、大きな拍手が湧き起こった。  市内の無職馬上弘さん(72)は「新型コロナウイルスの感染拡大で気持ちが沈んでいたが、懸命にプレーする磐城高生のおかげで明るい気分になれた」と声を弾ませた。  いわき市のケーズデンキいわき本店でも、来店客が試合中継にくぎ付けになった。同市の主婦吾妻治子さん(73)は磐城ナインの晴れ舞台を見届け、「ひたむきな姿に元気をもらった」と興奮気味に話した。

■保護者らスタンドから激励  甲子園球場で観戦した磐城の保護者ら約百人は、一塁側スタンドから選手に拍手でエールを送った。  野球部保護者会長の市毛芳幸さん(54)は「無事に甲子園での試合が実現し、最後まで戦い抜けたことが最高にうれしい」と話した。

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