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中東マネーのニューカッスル買収劇が破談! 世界が注目した“3億ポンド狂騒曲”はなぜ幕引きに?

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SOCCER DIGEST Web

さまざまな問題が複雑に絡み合って…

 サウジアラビアの政府系ファンドが主導したプレミアリーグ、ニューカッスル・ユナイテッドの買収計画が破談に終わった。同ファンドの母体であるPCPキャピタルパートナーズ社がその旨を公表し、欧米メディアが一斉に報じている。  ニューカッスルの名物オーナーであるマイク・アシュリー氏との間で、当初は順調に進んでいた買収交渉。用意された投資総額は3億ポンド(約405億円)とされ、その進捗状況はつねに世間の関心の的だった。  だが、新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で深刻となるなか、最近は新たな情報が更新されない日々が続いていた。そしてPCPキャピタルパートナーズ社は現地7月30日になって声明を発表。「我々はニューカッスル・ユナイテッドの買収を断念する決断を下した。ニューカッスルという偉大な街に投資できることに興奮を感じ、その歴史と伝統、ファンが渇望するあるべき姿に戻せると信じていたが、それ実現できず、残念な結果に終わってしまった」と説明している。  さらに同社は「あまりにも交渉が長引いてしまい、新シーズンに向けての投資計画などが整備できない状況に陥った」と、コロナ禍で交渉が難航した点を悔やんだ。  しかし一方で、およそ4か月に渡って審査を続けていたプレミアリーグは実に慎重だった。同社が中心となって構成されている共同事業体の実態があまりにも不透明で、PCPキャピタルパートナーズ社のトップであるモハメド・ビン・サルマン王太子をはじめとした、サウジ政府に対する人権問題もたびたび問題されてきたからだ。  加えて最近になって、サウジ国内におけるプレミアリーグのテレビ放送を巡るトラブルも世界を驚かせた。中東地域の放送権を持つカタールの衛星放送局『beIN Sports』がサウジ側から永久追放処分を言い渡され、国内で違法の海賊放送を続けていた『beoutQ』とサウジ政府の関係が取り沙汰されたのだ。サウジとカタールは2017年に国交を断絶するなど、激しい政治的対立を続けている。  新指揮官候補にはマウリシオ・ポチェティーノ氏やマッシミリアーノ・アッレーグリ氏の名が挙がり、ガレス・ベイルやフィリッペ・コウチーニョ、エディンソン・カバーニらビッグネームの釣り上げも画策していたとされる大改革プラン。日本代表FW武藤嘉紀の動向を左右し、サポーターをワクワクさせた買収劇のすべてが、無に帰したのである。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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