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行き過ぎたコロナ対策をする迷惑な人たちにどう対処すべきか

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マネーポストWEB

 新型コロナウイルスの感染者数が依然増加する中、今まで以上に手洗いやアルコールなどで消毒を行っている人もいるだろう。自分や家族の身を守るためには重要なことだが、それが行きすぎて、トラブルになっているケースもあるという。 【表】こんな人が消毒おばさんになりがち5項目

 電車内でつり革や手すりを持参したアルコール消毒液で念入りに拭く人や、中には、散歩後の犬の頭に消毒スプレーをふきつけるといった過剰な消毒をする“消毒おばさん”や、感染を恐れて徹底的に家にひきこもる“絶対に家から出ないおじさん”といった困った人も出現しているという。

 もちろん、適度な消毒、不要不急の外出を避けたステイホームは大切なことだ。しかし、ここまで極端になってしまい、周囲に迷惑をかけるのは問題だろう。

 精神科医の片田珠美さんは「手洗いや外出自粛はもちろん必要なことですが」と前置きした上でこう指摘する。

「他人に迷惑をかけるほど、絶えず消毒してしまう人は、『新型コロナに感染したらどうしよう』という疾病恐怖から、“強迫的になっている”といえるでしょう。理性ではわかっていても、自分では行動を抑えられなくなるんです。疾病恐怖から外出できなくなったり、飛沫からの感染が不安で、他人と会話ができなくなったりする場合は、強迫性障害と診断されるケースもあります」

“消毒おばさん”や“家から絶対に出ないおじさん”が身近にいると、つい「気にしすぎ」「いい加減にして」などと言いたくなるが、言葉遣いには注意が必要だ。

「絶対に家から出ないような場合は、鬱を併発している可能性があります。うかつに責めるようなことを言ってはいけません」(前出・片田さん)

 では、自分や家族が“消毒おばさん”や“家から絶対に出ないおじさん”になってしまったら、その状態からどうやって抜け出せばいいのか。

「強迫行為はだいたい事実ではなく不安から生まれます。つまり、『ここにウイルスがついているのでは』『この人は感染しているのではないか』と想像した結果、過剰に恐れてしまうのです。家族がそういう状況であれば、まずは“消毒しないと心配だよね。でも回数を減らしてみようか”などと、気持ちに寄り添ってあげてください。ただし、他人に消毒を強要したり、噴射したりするようであれば、専門家によるサポートが必要な段階です。病院に行くのが不安なら、オンライン診療も検討してみてください」(前出・片田さん)

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