新女王・竹田麗央が圧巻の5冠達成! 今季稼いだ賞金“2億6000万円”の使い道も告白【JLPGAアワード】
賞金の使い道は「海外ツアーの経費に」
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の年間表彰式「JLPGAアワード」が17日、都内のホテルで開催。今季のツアーを彩った選手たちが、華やかなドレスアップ姿で会場に現れた。 【写真】いい意味で「誰???」の嵐! これが今季のツアーを彩った女子プロたちの豪華絢爛“ドレスアップ”ショットです
中でも注目は竹田麗央。4月に地元・熊本で行われた「KKT杯バンテリンレディスオープン」での初優勝を皮切りに、国内メジャー2勝を含むシーズン8勝。メルセデス・ランキング1位の“新女王”となり、「年間最優秀選手賞」のほか「賞金ランキング1位」「JLPGA栄誉賞」「メディア賞」「特別賞」の5冠を手にした。 来季からは主戦場をアメリカの地に移すが、「早く環境に慣れて自分らしく毎週ベストを尽くして頑張ります」と意気込みを語り、JLPGAツアー史上最高額でもある年間2億6573万16円を獲得した賞金については「あまり物欲がないので(笑)。海外ツアーの経費に」と現実的な使い道を考えているようだ。 年間女王の座こそ竹田に譲ったものの、シーズン2勝を挙げてメルセデス・ランキング2位に入った山下美夢有は3冠を獲得。「奮闘賞」「JLPGA栄誉賞」に加え、自身が持つ2023年シーズンの記録(69.4322)を塗り替えて、同ツアーの最少記録を更新する「平均ストローク1位」(69.1478)に輝いた。 そのほか、アマチュア(当時)で国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」を制したイ・ヒョソンが「JLPGA明治安田新人賞」、権藤可恋が「JLPGAステップ・アップ・ツアー 明治安田ステップ・ランキング第1位」、西郷真央が「奮闘賞」、海外メジャーを制した古江彩佳、笹生優花の両選手が「JLPGA輝き賞」、政田夢乃がファン、選手、大会関係者、メディアによる投票で年間ベストプレーを選出した「BEST PLAY OF 2024 Presented by SHISEIDO」を受賞。 さらに、8月の「全米シニア女子オープンゴルフ選手権」で2位に入った山本薫里と、「Hitachi 3Tours Championship」で大会連覇を果たしたJLPGAチームメンバー(竹田麗央、小祝さくら、桑木志帆、河本結、古江彩佳、佐久間朱莉)が「特別賞」を獲得した。 また、今季限りでのツアー活動休止を表明した上田桃子は「JLPGA特別功労賞」を受賞。生涯獲得賞金10億9476万4906円(歴代6位)、国内ツアー16勝、米ツアー1勝を記録するなど、2005年のプロテスト合格から20年間にわたり第一線で活躍し続けたことが評価された形だ。 壇上では同郷の後輩・竹田から花束を受け取って笑みを浮かべた上田。活動休止の発表から約1カ月が経過したが、「今は少し寂しさもあり、ゴルフのことを考えないのは非日常な感じ」と心境を明かしつつ、これからのツアーを背負う後輩たちに向けて「毎年強い選手が出てきている。たくさんの選手の活躍を楽しみに来年は私が見せてもらいたい」とエールを送った。
ゴルフのニュース編集部