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「栃尾・尾根コース」復活 奥医王山の登山道

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北國新聞社

 荒廃して使用されていなかった金沢市湯涌地区の栃尾(とちお)町から尾根伝いに奥医王山に至る登山道が、「栃尾・尾根コース」として復活した。地元の町会と金沢ふるさと愛山会が2年掛かりで整備した。登山愛好家が楽しめる道となり、地域振興につなげたいと住民が期待している。

 道の東側には、医王山の登山ルートのうち、「栃尾道」が整備されているが、沢登りの区間や、5月下旬まで雪が残るなど危険な場所が多く、上級者向けのコースとなっていた。

 安全なコースを作りたいと考えていた愛山会会長の元藤映了(もとふじえいりょう)さん(70)=八日市4丁目=が、栃尾町会に、40年ほど前まで用いられていた道の復旧を望む声があることを知って、町会長の梅田幸吉さん(78)に呼び掛け、復旧作業に乗り出した。

 2018年9月から、道の邪魔になる木を切ったり、下草を刈ったりして、整備を進めた。急な斜面には足場を作ったり、休憩用のベンチを設置したりするなどして、登りやすい道になるよう工夫した。栃尾道につながる道も整備し、栃尾道を「沢コース」、復旧した道を「尾根コース」として周遊することも可能になった。

 6日には町会と愛山会の他に、登山愛好家のボランティアが参加し、開通作業を行った。分かりやすいよう、分岐点など3カ所に道標を設置した。元藤さんによると、天然のスギやブナの大木、金沢市街の展望を楽しむことができ、登山初心者でも安全なコースになったという。

 梅田さんは「医王山は人気のある山で愛好家も多い。安全な道ができたことでより多くの人が訪れ、町がにぎわったらうれしい」と話した。

北國新聞社