【プレミア12】日本戦から13時間後…ベネズエラが米国に惜敗 指揮官は選手ねぎらう
野球の国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」は23日、スーパーラウンドが東京ドームで行われ、ベネズエラが米国に5―6で競り負けた。 勝てば決勝進出の可能性もあったベネズエラが9回に力尽きた。6回表まで5点ビハインドの苦しい展開。それでも、6回裏に3番・ロドリゲスが右前適時打を放ち、反撃のノロシを上げると、7回は7番・ペレスが左翼へソロ本塁打を突き刺した。さらに8回には代打で登場したカスティーヨが左翼へ起死回生の同点3ランを放つ粘りを見せた。しかし、反撃もここまで。9回に5番手・フランコが相手4番のワードに痛恨の決勝アーチを被弾し、あと一歩及ばなかった。 ベネズエラは、前日22日にナイターで日本戦を行い、激闘を終えた13時間後の試合となった。米国はデーゲームだっただけに不利な状況となったが、オマル・ロペス監督は「なかなかきつい試合だった。昨日の日本戦も難しい集中力を欠くことのできない試合だったので、今日の自分たちのプレーを誇りに思う。睡眠も6、7時間しか取れない中で朝練習してベストを尽くしてくれた。言葉では言い表せないほど満足している」とナインの奮闘をねぎらった。 ベネズエラは24日の3位決定戦で再び米国と激突。ロペス監督は「我々は戦士であり、強い心を持ってチーム一丸で戦うことのできるチーム。下馬評は低かったが、こうやって日本に来ることができた。世界で戦えるチーム。ここまで来られたのは偶然ではなく理由がある。同じチームとの対戦となるが、3位を狙って戦いたい」と前向きに話した。
東スポWEB