【京都】わざわざ食べに行く価値がある。絶品パフェ4選
3. 〈無碍山房 サロン・ド・ムゲ〉の濃い抹茶パフェ
抹茶の苦味が甘さと溶け合う、老舗料亭ならではの名物。 老舗料亭〈菊乃井〉が手掛ける軽食と甘味処。ここで絶大な人気を誇るのがこの抹茶パフェ。「料亭ならではの味を」と主人・村田吉弘さんがこだわり、和食の料理人が試行錯誤を重ねて完成させたパフェは、日本料理らしい引き算の美学から生まれた逸品。果物や生クリームはあえて使用せず、〈辻利〉の抹茶をふんだんに使った濃厚なアイスの下に抹茶ゼリー、自家製丹波産小豆のあんこが重なる。苦味を含んだ抹茶は濃厚にして上品。改めて老舗の実力を思い知る味だ。
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〈無碍山房 サロン・ド・ムゲ〉(むげさんぼう サロン・ド・ムゲ) 住所:京都府京都市東山区下河原通高台寺北門前鷲尾町524 TEL:075-561-0015 営業時間:11:30~18:00 定休日:火休 席数:30席 HP:https://kikunoi.jp/ パフェは予約不可。〈京都髙島屋〉の姉妹店にも同メニューを用意。「濃い抹茶パフェ」1,980円、ドリンクセット2,750円。
4. 〈お菓子 つくる〉の新甘泉梨(しんかんせん)のパフェ
店主夫妻が惚れ込んだ梨を、香草やスパイスと合わせて。 「新甘泉」とは、甘さが泉のようにあふれるとして名付けられた新品種の梨。その味に惚れ込んだ伊藤龍二さん・亜衣さん夫妻が今秋考案したパフェがこちら。「フレッシュ果実からコンポート、ソルベまで、梨のバリエーションを楽しんでほしい」と、ネトルのゼリーや八角、らっきょうのクリームなど香草やスパイスを合わせ、味わいの変化を演出。20年以上イタリアンの料理人として活躍してきた伊藤龍二シェフだからこそ思いつく、主役が際立つ一皿。
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お菓子 つくる 住所:京都府京都市上京区瑞光院前町36-2 TEL:075-205-3878 営業時間:おやつの週10:00~15:30(完全予約制)、朝ごはんと喫茶の週9:30~15:30(予約不可) 定休日:月火休ほか不定休あり 席数:6席 Instagram:@okashi_tsukuru_kyoto 「新甘泉梨のパフェ」3,100円。パフェは「おやつの週」のみ提供。
photo_Noriko Yoshimura, Shoko Hara, Elephant Taka text_Kimiko Yamada