「デッドプール&ウルヴァリン」R指定映画で歴代1位に! M・ナイト・シャマラン新作が3位に初登場【全米映画ランキング】
8月第1週の北米映画市場の興行収入は、先週に引き続き絶好調。マーベル・スタジオの「デッドプール&ウルヴァリン」(ディズニー)のヒットで、市場全体の興収は、2024年で3番目に良い数字となりました。 【動画】「ツイスターズ」日本版本予告 ライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンが共演した「デッドプール&ウルヴァリン」は、週末3日間で興収9700万ドルを記録。公開後わずか2週間で、累計興収は4億ドルに迫っており、R指定映画としては「パッション(2004)」(興収3億7000万ドル)を超え、歴代1位に。24年公開作品のなかでは2位となっています。今後1週間で、マーベル作品の興収トップ10にランクインするとみられています。 超巨大竜巻に立ち向かうアクションアドベンチャー「ツイスターズ」(ユニバーサル)は、2位をキープ。週末3日間で興収2200万ドルをあげ、累計興収は1億9500万ドルで、24年公開作品のなかで6位となっています。1996年に公開された前作「ツイスター」の累計興収(2億4400万ドル)に並ぶ勢いで、ヒットを続けています。 M・ナイト・シャマランが監督・脚本、ジョシュ・ハートネットが主演を務めたミステリースリラー「Trap(原題)」(ワーナー)は、3位に初登場しました。主人公のクーパー(ハートネット)とティーンの娘が、ポップスターのコンサートに行ったところ、会場で、逃亡中の連続殺人鬼を追う大勢の警察官と遭遇。実はクーパーこそが殺人鬼で、警察官から逃れようと画策します。製作費2000万ドルに対し、興収1560万ドルをあげました。 ザカリー・リーバイ主演のファンタジー「Harold and the Purple Crayon(原題)」は、6位デビュー。1955年に出版された児童文学を原作に、リーバイが絵本の世界のなかで、想像力を膨らませ、紫色のクレヨンで絵に命を吹き込む、冒険好きなハロルドを演じました。やがて彼は絵本のページを飛び出し、現実の世界で騒動を巻き起こしていきます。「ブルー 初めての空へ」のカルロス・サルダーニャ監督がメガホンをとり、製作費4000万ドルに対し、週末3日間で興収600万ドルを記録。映画批評サイト「Rotten Tomatoes」の批評家スコアは27%(8月5日時点)であまり芳しくありませんが、観客スコアは92%と上々な結果となっています。 9位は、インドのミュージカル映画「Daaru Na Peenda Hove(原題)」(Rhyhtm Boyz Entertainment)。独身男性の気ままな人生が、ある少女の面倒を見ることになり、様変わりしていくさまを描き、週末3日間で興収61万ドルをあげました。