盛岡駅午前6時28分発→金沢駅午前11時22分着 東北に「直通」の北陸新幹線5年ぶり運行
東北と北陸を直通の新幹線で結び、誘客を目指します。北陸新幹線が敦賀まで延伸して以降初めて、臨時の直通列車が29日運行し、金沢駅にも多くのツアー客が到着しました。 【写真を見る】東北からの直通新幹線 「ひゃくまんさん」もお出迎え 直通運行されたのは団体専用の直通新幹線で、JR各社が旅の魅力を発信する「北陸ディスティネーションキャンペーン」にあわせて、岩手県の盛岡駅から福井県の敦賀駅までを6時間で結びます。 盛岡駅を午前6時28分に出発した新幹線は、途中の金沢駅に午前11時22分に到着し、およそ700人の乗客のうち320人がホームに降り立ちました。 盛岡からの乗客「(長くなかった?)全然。いろいろ催しがあったりイベントがあったりして。北陸は初めて。本当はカニを食べたいけど、食べられるかな」 東北との直通新幹線はコロナ禍を経て5年ぶりの運行で、これまでの4回は金沢駅と宮城県の仙台駅を結んでいましたが、区間を延長して今回、盛岡駅が始発となりました。 ■新幹線車内では「加賀万歳」の披露も 車内では加賀万歳(かがまんざい)など北陸の郷土芸能の披露や、冬の味覚カニなどが当たる抽選会が行われたということです。 東北からの旅行客はさっそく金沢市内や福井方面への観光に向け出発していきました。 能登復興に向けた今後の観光誘客を見据える上でも、多様な旅行プランは大きな効果をもたらしそうです。
北陸放送