結婚、出産、転職etc. 人生のステージが変わってしまった親友と絆を保つ方法
自分の気持ちを共有する
恋愛関係では我々は間を置きながら「ちょっと話そうか」と切り出すことができる。しかし、友人に対しては、このように直接的なアプローチを取ることはほとんどない。アヴェリーノは新米の母親から「独身の友達が分かってくれない!」と訴えられることが多いという。アヴェリーノが「じゃあ、理解してもらうために、何か言いましたか?」と確認すると、彼女たちはぽかんとした表情になる。「友情は変化するものであるにも関わらず、それについて会話する方法は教えられていません」と彼女。「自分の気持ちを話さず、弱さを見せなければ、本物のつながりを作る機会は得られません」
カーマイヤーは、ここでは「受動的ではなく、能動的」になるよう勧めている。わだかまりが大きくなるのを待たずに友人の変化が始まる前に会話を始めよう。「この大きな変化に対する不安や複雑な気持ちを相手と共有しましょう。彼女をどれだけ思っているか、友情をどれだけ大切にしているかを伝え、一緒に問題を解決して親密な関係を保つ方法を見つけられるか話し合ってください」
2人の新しい習慣を作る
確かに、週末にジョギングして近況を報告し合うことは、友達に赤ちゃんが生まれたらもうできないかもしれない。「意図的に一緒に新しい習慣を作る必要があります」とロムニーは言う。「日課にすることで信頼が生まれ、わざわざ計画を立てなくても心待ちにできます」 新しい生活はどうなるのか、2人でブレインストーミングしてみよう。毎週水曜日に仕事の前に散歩したり、月に一度コストコに行ったりすることが2人の新たな習慣になるかもしれない。「決まった基準はありません」とカーマイヤーは付け加える。「年に数回しか会わなくても、とても親密に感じることができる場合もあります。お互いにとって何が心地よいかが大事です」 カーマイヤーは、友人の一人が時間に追われていたときは音声メモでお互いの近況を伝えあっていたという。
ギブ&テイクを意識する
もちろん、前進している友人が新しい日常に適応する間、自分は柔軟で理解のある態度でいたいものだ。ゴールドファーブはある時、一人の友人が生活上の事情で、しばらくの間あまり会えなくなることがあった。「私は彼女に、今は、私たちが望むほど一緒に過ごすことはできないことは完全に理解してる。でも私はいつだってあなたのそばにいることを知っておいてほしい、と伝えました。彼女の肩がリラックスするのが見えました」 とはいえ、アヴェリーノは「忙しくない友人がすべてを負担しなければならないというのは誤解です」と付け加える。何度か連絡を取って、誘いを断られた場合は、率直にこう伝えよう。「最近会えてなくて寂しい。そっちの予定に合わせて誘ってくれるのを待ってもいいかな?」