結婚、出産、転職etc. 人生のステージが変わってしまった親友と絆を保つ方法
結婚、出産、キャリアの変化など、人生の節目で友人関係が変化するのは自然なこと。異なる人生の段階にある友人との関係を維持し、さらにより良いものにするためのアプローチ方法について友人関係の専門家に聞いてみた。 Photos: Getty Images From Oprah Daily
私たちの友情は、ルーティンや慣例の上に成り立っている
内輪のジョークで笑いあったり、隣同士でヨガマットを敷いたり、日曜の夜にドラマを同時視聴しながらライブチャットをしたり。「しばらく親しい友人関係が続くと、心が安らぐようなリズムが生まれます」と臨床心理学者で友情について研究するミリアム・カーマイヤー博士は言う。「私たちは決まった習慣を身につけます。週に何回か話したり、毎週末一緒に集まったりなど、流れができるのです」
しかし、どちらかが人生の大きな変化について発表すると、その安心できるリズムは崩れ去ることがある。結婚や妊娠、仕事での昇進、子どもが巣立った後の海外での引退生活など。このようなニュースは、特に残された側であれば、混乱した感情の渦を引き起こす可能性がある。もちろん、あなたは彼女の幸せを心から喜ぶが、同時に彼女がもう自分のために時間を割いてくれないのではないかと不安な気持ちになる。さらに彼女が猛スピードで突き進むのを羨ましく思うかもしれない。 「彼女と一緒にいられなくなったり、注目されなくなったりすることを予期して、見捨てられたように感じたり、彼女の幸せを手放しで喜べないことに罪悪感を覚えたりするかもしれません」と、ニューヨーク市の心理療法士でグループ支援組織「Spoke Circles」の共同設立者であるリア・アヴェリーノは語る。
親しい=何でも一緒、ではない
友人関係についてのコーチングを行うマディソン・ロムニーは親友と人生の道がずれて苦労したことがある。「私は結婚し、フルタイムで働いていたのですが、妊娠が判明したのです。私には自由気ままに世界を旅している親友がいます。彼女は私にこう言いました。『自分が遅れをとっているような感じがする。一緒に体験できないのが悲しい』」 友人が前に進むのを見守る立場にある場合、こうした変化をどう乗り越えればいいのだろうか。「親しいということは、同じであることと同義ではありません。重要なのは、こうした違いをどう乗り越えるかです」とアヴェリーノは言う。 友人関係についての専門家たちは変化の波を上手く乗り越えるために、次のようなことをアドバイスする。