ヤクルト・並木秀尊、100万円減の1400万円で更改 来季の目標は「盗塁王」 けが防止へ「魔女トレ」導入も
ヤクルト・並木秀尊内野手(25)が29日、東京・北青山の球団事務所で契約更改交渉に臨み、100万円減の年俸1400万円でサインした。今季は下半身のコンディション不良と左肩の脱臼で2度離脱。33試合の出場にとどまり、「守備走塁で1試合での貢献が例年以上にはできたとは思う。打撃もちょっとずつ成長している部分はあると思うので、けがが一番悔しいシーズンになった」と振り返った。 4年目の今季は代走起用がメインの中で、10盗塁をマーク。盗塁成功率は100%を誇り「自分が代走でいったときに、得点に絡む率は去年より多かったと思う」とうなずいた。シーズン途中には快足が武器のソフトバンク・周東にメンタル面について質問。「(盗塁は)失敗を恐れていたらいけなくなる。その中で行く勇気も大事だけど、全部が自分の責任ではない。出した方の責任もあるくらい気持ちに余裕をつくっていくといい」との助言を受け、「自分的に楽になった。思い切っていける場面が増えた」と明かした。 来季の目標として「盗塁王」を掲げ、「強い気持ちを持って数にこだわって。30、40は決めたい」と闘志を燃やした。けが防止のために、このオフには「魔女トレ」と呼ばれる足指に着目したトレーニングにも取り組む予定。「(盗塁王は)代走だけだと厳しい。それプラス打撃も強化してレギュラーをとっていけるように。チームの戦力になれるように」と視線を鋭くした。