Slackで注意すべき「7つのマナー」
Slackは、職場で大いに好まれているメッセージアプリです。その人気の理由は、サードパーティサービスと統合できることや、さまざまなメディアをサポートしていること、カスタマイズの選択肢が多様であることなどが挙げられます。 Slackで注意すべき「7つのマナー」 ただし結局は、Slackをうまく使いこなせるかどうかにかかっています。正しい使い方をすれば、Slackは、コミュニケーションとコラボレーションに大変役立つツールとなるでしょう。一方で、使い方を誤ってしまうと、かえって生産性を下げることにつながりかねません。 この記事では、Slackを活用してチームの生産性を向上させる秘訣を紹介していきましょう。 目次 1. 返信はスレッドで 2. メッセージは1つにして、要点を伝える 3. 時差に気をつける 4. チャンネルに適切な名前をつけ、説明を加える 5. 重要なメッセージをピン留めする 6. 「@channel」と「@here」を使い分ける 7. プロジェクト管理のために使わない Slackで、生産的かつ協力的な職場づくりを
1. 返信はスレッドで
スレッドは、関連した一連のメッセージをひとまとめにして、メインチャンネルがメッセージであふれる事態を防ぐのにとても便利です。 スレッドが有益なのは、1つのチャンネルに大勢が参加し、異なるトピックについてやり取りを交わしていて、たちまち話についていけなくなりそうな場合です。 スレッドで返信すると、そのメッセージは、もともとのメッセージの下につながって表示されるので、ほかのメンバーはそのやりとりをたどりやすくなります。 返信したいメッセージがある時は、右上に並んだアイコンのなかの「スレッドで返信する」をクリックするだけです。
2. メッセージは1つにして、要点を伝える
同僚にダイレクトメッセージを送る時はつねに、メッセージを受信したという通知が相手に届くことを念頭に置きましょう。この通知は、相手の仕事を中断させる可能性があります。 たとえば、伝えたい内容を複数のメッセージに分けて送ると、相手は通知を何件も受け取ることになります。そして、そのたびに作業をいったん停止して頭を切り替えざるを得なくなって、集中力が低下し、ひいては生産性が下がってしまうのです。 たとえば、「こんにちは」というメッセージを1件送り、さらに「調子はどうですか?」、続けて「お変わりなくお過ごしのことと思います」とそれぞれ別にメッセージを送ると、相手はその時に取り組んでいる作業を3回も邪魔され、次のメッセージが届くのを待つことになってしまうわけです。 それよりも、1つのダイレクトメッセージに言いたいことをすべて入力し、一気に送ってしまったほうがベターです。簡潔な文面を心がけましょう。 相手を混乱させたり、メッセージを何度もやり取りしたり、といったことにならないよう注意しましょう。 伝えたいことがたくさんある時は、箇条書きにするなり、番号を振るなりして、わかりやすくするといいかもしれません。 こうすれば、相手が受け取る通知は1つのみですし、それに対する対応も1回で済みます。仕事を何度も中断して、メッセージが来るたびに返信をする必要はありません。