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十人十色な恋愛模様に胸を焦がして 最新ロマンス邦画3作

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VOGUE GIRL

人を愛することに決まった形はない。だからこそ苦しくて、最高に幸せ。と、思わせてくれる最新のロマンス邦画をお届け。三作三様の“好き”の形に胸を焦がしてみて!

『喜劇 愛妻物語』

濱田岳と水川あさみが結婚10年目で“レス”目前の夫婦を演じる映画『喜劇 愛妻物語』。年収50万円、うだつはあがらないがセックスだけはしたがる夫に、うんざり&罵倒しながらも向き合う妻という構図。監督・脚本を務めた足立紳のほぼ実話というから、より興味深い。 売れない脚本家の豪太(濱田)は大学で知り合ったチカ(水川)と結婚し10年、5歳の娘と3人暮らしだが、生活費はチカのパート代頼りだった。ようやく、ものにできそうな仕事が舞い込んだ豪太は、四国を舞台にしたシナリオを書くため、家族で5日間の取材旅行に出ようと提案する。 旅先でも、豪太はチカの機嫌を損ねるばかり。観ているこちらが「また怒られる!」と身構えるほどだが、罵声を浴びてもあっけらかんとした豪太の図太さたるや…。憎めない濱田、鬼の形相の水川が新鮮。はらわたが煮えくり返るほどの憎悪、それでも根底にある好きの気持ち、大切な過去の思い出──様々な要素がごった混ぜで夫婦は続いていくものかと、妙に納得させられる1本。 『喜劇 愛妻物語』 2020年9月11日(金)より全国ロードショー http://kigeki-aisai.jp/ 配給:キュー・テック/バンダイナムコアーツ

『窮鼠はチーズの夢を見る』

水城せとなによる同名漫画を映画化した『窮鼠はチーズの夢を見る』は、大倉忠義と成田凌が熱演を見せるラブストーリー。苦しい片思いが満たされる喜び、嫉妬心にさいなまれるつらさ、コントロールの効かない心…リアルな恋愛を描くのにもはや男女である必要はない。ふたりのたたずまいを、確かな演出で見せた行定勲監督ならではの映像美に恍惚とする。 順風満帆なサラリーマン生活を送る大伴恭一(大倉)のもとに、7年ぶりに大学の後輩・今ヶ瀬渉(成田)がやってくる。探偵になった渉は恭一の不倫現場を抑えており、もみ消しを交換条件にホテルに誘う。「ずっと好きだった」という告白に戸惑う恭一だったが、次第に渉と過ごす時間に居心地のよさを感じていき…。 大倉演じる恭一に焦がれ、狂おしいほどの想いをぶつける渉役の成田の濡れた瞳と醸す色気に圧倒される。対する大倉は、静かに周囲を翻弄し、目で追わずにはいられない存在感で、終盤にいくにつれクレッシェンド的に魅力を増した。何とも濃密な130分、愛の世界に溺れてみては。 『窮鼠はチーズの夢を見る』 2020年9月11日(金)より全国公開中 https://www.phantom-film.com/kyuso/ 配給:ファントム・フィルム

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