北大阪急行の延伸線新駅名は「箕面萱野」「箕面船場阪大前」
2020年度の開業を目指し箕面市へ延伸進める
北大阪急行電鉄と大阪府箕面市は24日、2020年度の開業を目指して同市への延伸事業を進めている北大阪急行電鉄の2つの新駅の駅名が「箕面萱野(みのおかやの)駅」「箕面船場阪大前(みのおせんばはんだいまえ)駅」に決まったと発表した。 【拡大画像】箕面市・北大阪急行2新駅の駅名募集 2020年度開業目指す。新駅イメージ図も
「箕面萱野駅」由緒ある地名と箕面を組み合わせ
同電鉄によると、同市で今年1月末まで2駅の駅名候補案を募集。送られてきた案を基に同線の「延伸線駅名検討会議」が開かれ、市民や駅周辺の地元自治会、大阪大学など地元団体の意見や要望を反映し、この駅名の決定に至ったという。 箕面萱野駅は同市西宿一丁目付近に設置を予定。駅周辺は1948年までで「萱野村」と呼ばれ「箕面市萱野」という地名が現在も残る。 みのおキューズモール一帯を「かやの中央」と呼ぶなど、地元で由緒ある地名が親しまれていることから、大阪市内や府南部など遠方の方でもわかるよう「箕面」を組み合わせてこの駅名となった。
「箕面船場阪大前駅」繊維卸商団地と阪大拠点の組み合わせ
一方、箕面船場阪大前駅は、同市船場東三丁目付近に設置予定。駅周辺は1970年代に大阪市中央区船場にあった繊維問屋街の一部がこの地へ移転。「大阪船場繊維卸商団地」としてまちびらきをしており、箕面市でも「船場」という地名がついている。 また、2021年のオープンを目指し、大阪大学箕面キャンパスが新駅そばへの移転を予定。同地区の拠点となることが見込まれることから「箕面」「船場」と「阪大前」を組み合わせた駅名となった。
全体の事業費は650億円
同線は江坂駅(同府吹田市)と千里中央駅(同府豊中市)の約5.9キロを結んでいる。2015年に箕面市内への延伸計画が国土交通省に認可され、千里中央駅から北へ約2.5キロ延伸する工事が行われている。 全体の事業費は650億円(建設費600億円、車両費50億円)としている。