ラウンドワン×イオンファンタジー アミューズメント施設を手掛ける2社を比較【ライバル企業の生涯給与】
【ライバル企業の生涯給与】 盆休みに帰省し、のんびり過ごす人はたくさんいるでしょう。地元の友人と会ったり、久しぶりに会う親戚と昔話に花を咲かせたり……。仲間たちとのボウリングやカラオケ、アーケードゲームを楽しむのもありです。 無名の自民党参院議員だった広瀬めぐみを“主役”に押し上げた性欲と金銭欲 今回はレジャー施設を提供している「ラウンドワン」と「イオンファンタジー」の社員待遇を比較してみます。 ラウンドワンは1980年、大阪府泉大津市でゲームコーナーを併設したローラースケート場からスタートしています。82年にボウリング場の経営に進出。現在は、ボウリングやアミューズメント施設、カラオケ、スポーツ施設などを全国展開する総合エンターテインメント企業として知られます。多彩なレジャーを1カ所で楽しめる「スポッチャ」は幅広い世代に人気。都心部だけでなく郊外の大型ショッピングモール内にも出店しています。 ショッピングモール内を中心にアミューズメント施設を手掛けるのがイオングループの「イオンファンタジー」。97年の設立で、「モーリーファンタジー」「PALO」「キッズーナ」などを運営しています。子供向けの遊具やゲーム機を得意とし、ファミリー層がターゲット。国内だけでなく、中国やASEAN諸国に積極的に出店するなど海外市場にも強みを持っています。 業績はどうでしょうか。売上高はラウンドワン(2024年3月期連結)が1592億円、イオンファンタジー(24年2月期)が818億円。営業利益は242億円と36億円、純利益は157億円と13億円です。 有価証券報告書によると、社員の平均給与はラウンドワンが597万1000円、イオンファンタジーが443万6000円。役員報酬は1人あたり平均で1440万円と1400万円です。 年代別の推定年収は、30歳時はラウンドワンが533万円、イオンファンタジーが362万円。40歳時は615万円と417万円、50歳時は629万円と427万円となっています。 生涯給与はこうです。 ▽ラウンドワン…2億2162万円 ▽イオンファンタジー…1億5043万円 両社の社員がこの収入に応じた平均的な支出を続けた場合、65歳時の推定資産(貯蓄可能額)はラウンドワン8309万円、イオンファンタジー3563万円です。85歳時は6158万円と596万円。どちらも安定した老後が待っていそうです。 (データ提供「Milize」=https://milize.co.jp)