<独占インタビュー>オリックスの2冠投手、金子が語るCSへの決意と投球極意
勝率へのこだわり
――最多勝&最優秀防御率の2冠への自己評価は? 「シーズン途中に4冠の可能性もと報道されましたから、2冠だと、なんか少ないと思われがちじゃないですか。自分でもイメージ的にはそうです(笑)」 ――数字的なこだわりは一切ないのですか? 「いえ、勝率だけにはこだわりました。僕は、開幕前に今年の目標数字なんかは出しません。そういう目標より1年間を(怪我なく)投げることが大事だと思っているんですが、勝率だけは別。これまでは、負けが多くて、そのタイトルには縁がありませんでした。勝率がいいなら貯金をしている証拠ですし、そこにはこだわりました。今季を振り返る中で、納得のできるピッチングは少なかったんですが、後半は野手が打ってくれて、勝利につながったので、気持ちを切り替えることができました(※今季の最高勝率は・765で西武の岸孝之がトップで金子は・762で2位だったが、昨年の・652から大幅アップしている)」 (文責・本郷陽一/論スポ、アスリートジャーナル)