【過剰人気馬を斬る!】中山は超高速馬場&コース形態への適性が大きなポイントに 土曜は圧倒的人気馬2頭を疑問視
日曜午前のユーチューブ生配信や、運動理論馬券でおなじみの岡本将孝記者が、当日のオッズを見て〝過剰人気馬〟をピックアップ。「前走2着はレベルが低かっただけ」「直前の雨は割引」「内枠でモマれると不安」などなど。独自の観点を持ち、JRAの全レース全馬分析も行っている岡本記者だからこそ分かる、オッズの〝ゆがみ〟を指摘します!
【土曜中山8R・3歳上1勝クラス】
午前11時43分現在、クレイヴィンオナーが単勝2・3倍で抜けた1番人気。1勝クラスを勝つ実力があることは間違いないし、ここはメンバーレベルも低く、本来なら妥当なオッズ。ただ今回は、直線の短い中山コースへ替わるというのが微妙だ。 本馬はかなりの大型で出脚が鈍く、勝負どころでもスピードへ乗るまで時間を要す。同舞台の3走前は、好メンバーを相手に4着へ来ているが、当時はグリップの利く雨馬場で加速がしやすかった。良馬場の今回は、力上位でも取りこぼす可能性が十分にある。 徐々に力をつけているシグムンド(6番人気=13・7倍)はアタマまで。走法的にサクセスパルス(12番人気=43・2倍)の初ダートも面白い。
【土曜中山12R・3歳上1勝クラス】
午前11時44分現在、マイネルオーシャンが単勝2・5倍で抜けた1番人気。2走前に未勝利戦(新潟芝内2000メートル)を圧勝し、前走の富良野特別(札幌芝2000メートル)で早速2着と現級にメドを立てている。 ただ、本馬は接地時間が長い走法で、前2走のようなスピードを要求されない競馬が合っていたことも好走の大きな要因。今回、超高速馬場の中山が舞台では分が悪い。 逆に時計決着に強そうなプリズマジコ(2番人気=5・9倍)や、ゴヴェルナーレリコ(7番人気=13・5倍)が狙い目。
岡本 将孝