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電車のつり革、直接触れず「つかむ」 自動車部品会社、感染予防の新製品開発【#コロナとどう暮らす】

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埼玉新聞

 自動車部品大手のマレリ(埼玉県さいたま市北区)は、今月から新型コロナウイルス感染予防の新製品の販売を始める。不特定多数の人が使う電車のつり革などに直接触れずに、「押す」「つかむ」行為ができる個人向け製品を開発した。一般消費者向け対応の製品を手掛けるのは珍しく、コロナ対策の「新生活仕様」需要と、感染拡大で製造量が減っている県内の協力会社の支援を目的に開発した。価格は800円(税別)で、百貨店やホームセンターなどでの販売を目指している。 地下神殿では大声控えて…感染予防策へ協力呼び掛け 春日部・首都圏外郭放水路、15日から見学会再開

 新製品名は「NEKO no TE」。触れたり、つかむことが必要なケースでも「猫の手も借りたい」との思いで使用してもらおうと、名付けた。猫の手を使い、つり革、エレベーターの押しボタン、現金自動預払機(ATM)のタッチパネルなどを直接触れずに、つかんだり押したりすることができる。  デザイン、設計はマレリ社内のプロダクトデザイナー、エンジニアら。同社でもあまり例がない、テレワークでデザインなどを進めた。素材には触り心地も考慮し、自動車にも使われるABS樹脂を用いた。コンピューター解析による十分な強度、使いやすさ、清潔に保てるよう、洗いやすい形状にした。  製造は協力会社でメーター文字盤などを手掛けるサカイヤ(川越市)に委託している。現段階で1日当たり400個程度、生産可能だ。  世界規模でのコロナ感染に伴う自動車需要の落ち込みなどで、マレリでも部品の生産を調整するなど影響が出ている。一方、新生活仕様へ衛生面を考慮した個人向け製品の需要は高まると分析。自社でも対応できるとみて、社員らのアイデアを募った。製造は自社でも可能だが、サプライヤー支援も兼ねて、協力会社に委託した。

 マレリでは、新製品が一定の需要があるとみて、販路開拓に努める。コロナ関連の需要も続くとみて、協力会社と新たな衛生面を考慮した製品開発を進める。

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