50代が「手放すべき3つの服」。まだ着られる服は捨てずに社会貢献
ライフスタイルの変遷とともに「必要な服」を見直し、クローゼットの軽量化を進めているライフオーガナイザーの下村志保美さん。ここでは、50代が手放すべき服について伺いました。 <写真>昭和レトロ!?若すぎる服も処分の対象に
50代、「疲れる服」はもういらない。不要な服を見極める方法
必要ではない服、あまり着ない服をクローゼットに詰め込むのはやめましょう。ここではとくに、50代になった私が「いらない」と感じた服の基準についてお伝えします。
●(1) 重い服
デザインは大好きで愛用していたのに、気がつくと手が伸びなくなっている服はありませんか? じつはそれは「重さ」が原因かもしれません。 とくに冬ものは厚手のものが多く、重さがあるのも事実。50代以降は肩こりや疲れにつながる重いコートはやめて、もっと軽くて暖かいコートがおすすめです。 重いバッグも同様です。このバッグはデザインも使い勝手も好きでしたが、とにかく重い。重さがネックとなってだんだん使う機会が減りましたので、手放すことにしました。
●(2) 短い服
「短い」、これも50代の衣類整理のポイントのひとつです。 人それぞれ好みも違うでしょうが、50代になるとそれまで気にならなかった「丈」が原因で手が伸びなくなる服もあります。 スカート丈もそうですが、かがむと背中が出る服は体を動かすたびにそれを気にしなくてはいけないので落ち着きません。 足やおなかや背中をチラ見せしたくない場合は、短い丈の服を処分して、そもそもそういう丈の服を買わないようにしましょう。
●(3) まだ着られる服
そうはいっても、クローゼットの中の服を手放しにくいのは「まだ着られる」から。 「まだ着られる」。でも、そう思った時点で積極的に「着たい」と思っている服ではなく、「着なくちゃ」と義務に感じているということ。 たとえば毛玉ができた服。部屋着としては「まだ着られる」けれど、別に着たいわけではない。 「もったいないから使わなくちゃ」と服に自分を合わせるのではなく、自分が着たいと思える服を着たいものです。 またデザインが若すぎる服。自分は無理でも「いいものだから娘にあげよう」。そんな気持ちもむくむくと湧いてきがちですが、いくらいいものでももらった人の好みに合わなければ無用の長物。それこそ「着られるけど着ない」、もったいない服になってしまいます。 一応周りの人に声をかけて、だれもいらないようでしたら処分を考えます。