最終戦でF1デビューのジャック・ドゥーハン、レギュレーションをプリントしてお勉強「昨晩も持ち帰ったんだ」
2024年のF1最終戦アブダビGPでアルピーヌからデビューするジャック・ドゥーハンだが、初のレースに向けてF1競技規則の“お勉強”を行なってきたと語った。 【夢の共演】F1王者ルイス・ハミルトンとMotoGPの伝説バレンティーノ・ロッシが愛機を交換! ドゥーハンは2025年にデビュー予定だったが、ハースに移籍するエステバン・オコンの早期離脱によって2025年開幕戦を待つことなくF1の実戦に参加することに。彼はアブダビGPでの初レースに向け、スポーティングレギュレーションの確認も進めていくと語った。 なおサンパウロGPでランド・ノリス(マクラーレン)とジョージ・ラッセル(メルセデス)がスタート手順違反でペナルティを受けたことも関係しているようだ。 「レースシミュレーションや予選シミュレーションなど、結構テストを僕はやってきたけど、レースウィークとテストでは違ってくる」 ドゥーハンはそう語る。 「他に19台のマシンがコース上にいるところで予選をやっているわけじゃないんだ。(テストでは)従うべきスポーティングレギュレーションだってなかった。だから今週はスポーティングレギュレーション面で仕上げをしてきている」 「できる限り準備して、変な状況には陥らないようにしているんだ。ブラジルで起きたスタートの遅れみたいな単純なものから、自分で知っていると思っているようなことも、復習している」 「それ以外はチームがとても上手く準備してくれている。快適に感じられているし、週末に向けて準備ができていると思う」 「(スポーティングレギュレーションを)プリントしてあるんだ。昨晩も持ち帰ったやつがあるし、今夜はまたさらに確認するつもりだ」 「ピットストップについてはF2でも経験しているし親しんでいるものだ。ただTPC(旧車テスト)プログラムをしても、実際のピットストップは行なっていないんだ。フルメンバーというわけじゃないから」 「だからFP1とFP2への出走を通じて、こうしたことを試す機会にできれば良いね。それから(電気)エネルギーのデプロイメントやオーバーテイクなど、ひとりでのテストではできていないことを試せるだろう」 「こういった小さなことにも取り組んで、今週末に最大限力を発揮できるようにしているんだ」 なおドゥーハンは世界最高峰の舞台へ出場する上で、二輪レース界では知らぬ者のいないレジェンドであり父のミック・ドゥーハンに、あまり頼る必要は無かったと語った。 「(父が)実は僕のFP1を見に来る予定だったんだけど、1セッションだけじゃなく週末を通じて僕を見ることができて、父もかなり喜んでくれていた」 「一緒に朝食も食べた。バクーの時以来だったから、とても良かったよ。父も(F1デビューを)凄く喜んでくれているから、特別な瞬間なんだ」 「(アドバイスは)正直に言ってもう無いんだ。父は僕に任せてくれている。父は長年の経験や知識を間違いなく僕に伝えてきてくれた」 「そして今の僕の考え方や、僕達のグループに安心して自信を持ってくれている。この瞬間を一緒に楽しんでいるんだ」
Jake Boxall-Legge